黄金マンネ奮闘記【JK】 (ページ41)

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はぁ、とため息をついて目を瞑り脱力している間に、ポコンッと携帯から音がした。

「いひひっ」

隣からはテヒョニヒョンの楽しそうな、悪戯が成功した時の子供みたいな笑い声がする。

「…ああああああああ！！」

まさかと思い、一瞬手を離してテーブルに置いていたスマホの画面を覗き込めば、
さっきのメッセージはすでに送信済みになっていた。

送信削除をしたいけれど、不審に思われても困るから消しようがない。

「なんてことするんですかヒョンっ！！」

きっと今俺は涙目だ。

だって、これで引かれたらどうするの！！考え過ぎだとしても、そうだとしても…っ！！

取り敢えず急いでトーク画面を閉じ電源を切った。

返事が来て即既読とかしちゃったら、ずっと画面開いて待ってたみたいで気持ち悪いって思われるかもしれないじゃん！

打ちひしがれる俺の両隣はひとしきり笑い切って、はぁはぁと息を切らしている。

恨めしげに見つめても全く気にしていない様子で、それもまた憎たらしい。

落ち着いてきたのか、崩していた体制を元に戻してまたソファに座り込んだ。

肩にぽんっと2人の手が乗せられて振り払おうとしたけれど、何だが柔らかい雰囲気にそんな気も萎んでいった。

「ジョングガ、もっと自信持って。」

「そうだよ、お前はうちが誇るなんでも出来ちゃう黄金マンネなんだよ？」

「いっぱいアピールして、誠心誠意ちゃんと気持ちを伝えれば相手にも伝わるよ。

ジミナと俺が保証してあげる！」

「きっとヒョン達も同じことを思ってるよ。」

さっきまでケラケラ笑っていたくせに、急にヒョンの顔になって優しい眼差しを惜しみなく向けてくる。

もう、何なんだこのヒョン達は。

今度はポンポンと頭を撫でられた。

やっぱり振り払う気にはなれなくて、唇を突き出して少し反抗することしかできなかった。

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ﾋﾟｺﾝｯ

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