黄金マンネ奮闘記【JK】 (ページ11)

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今日はパフォーマンスをするためのステージ衣装ではなくて、授賞式用に用意されたのだろう淡い水色のパーティードレスを身に纏っていた。

胸元から腕のレースにはカラフルなラメがあしらわれていて、小ぶりのネックレスと長いけれど大人しめのピアスを付けていた。

さっきまでインタビューを受けていたのだろう。

そのままここに直接来てくださったようだった。

ARCANAは今年も大賞を２つ獲得していて、その時にステージに立つ彼女を見て今日も綺麗だと思ったけれど、目の前に立っていると一層美しさが際立つ。

キラキラしすぎて眩しい。

サングラスがいくつあっても足りなさそうだ。

「あっ、えっと、取り敢えずここじゃなんなので、中にどうぞ、！」

完全に固まってしまっていた俺たちも、ホビヒョンの一声でハッと我に帰る。

さすが、こういう時1番頼りになるのがホビヒョンだなぁ、と脳内では若干現実逃避を起こしていた。

その間にもホビヒョンは物で散乱していたソファをなんとか手早く片付け、他のヒョンたちもあわあわと動き始めた。

『あっ、あの、お気遣いなく！本当に挨拶に来ただけなので…！』

と、申し訳なさそうに綺麗な眉を八の字にして、まだ驚きで動けないでいた俺の方を見る。

ちなみにテヒョニヒョンも俺の隣で固まってる。

SUIさんすみませんめちゃめちゃ顔が綺麗なのでこちらを見ないでください、そんな助けを求める目で見ないでくださいめちゃめちゃ可愛いし僕には無理です。

ていうか緊張で冷や汗止まらない、あっまって、さっき俺の名前読んでたよね？

えっ、どういうこと？何？？？

頭の中が爆発寸前、俺は俺で助けを求めようと、今にも悲鳴をあげそうになりながら場を整えていたヒョンたちを見つめると、

「よ、よろしければこちらに！！」

と、ジミニヒョンが声を裏返しながら言った。

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