9代目のお孫さん来る！？ 4 (ページ6)

今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:11,147 hit

答え - 6 ページ6

謎の声にAはピクリと反応する。

「やっぱり…マフィア関係者……」

？？「雲の守護者に9代目の孫……

両方捕まえられるなんて、ダメ元でも罠は張ってみるもんだなあ…」

謎の声はくくっと笑った。

？？「争奪戦が終わるまでここで大人しくしていてもらうぜ

安心しろ、お嬢ちゃんのほうは殺さねえ

その坊主はわかんねぇけどな」

箱の中に下品な声が響く。

「争奪戦のことまで知ってるなんて、あなたヴァリアーの人？」

…………

問いかけるが返事はなかった。

「声は聞こえていない…？」

頭上に目をやった後、隣にいる雲雀を見る。

あの声が聞こえている間も、

壁を破壊しようとトンファーを振るい続けていたようだ。

雲雀「…はぁ……はぁ……」

「……！」

彼がここに来てから1時間以上、休むことなく闘志を燃やしていたのだろうか。

雲雀「僕はここから出て」

シュンッ

右手が空間をえぐる。

雲雀「サル山のボス猿を咬み殺す」

カキンッ

トンファーと緑色が合わさり高い音を鳴らした。

「ボス猿…、って、XANXUS……？

ふふっはははっ」

こらえきれない、というふうにAは笑いだす。

「雲雀さんは自由だなあ」

そう言ったところで、雲雀はとうとうこちらを見た。

雲雀「君が言うの？それ」

「あはは、そうかな

……そうかも」

まだ笑いが止まらないAに雲雀はあきれた顔をする。