9代目のお孫さん来る！？ 4 (ページ2)

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答え - 2 ページ2

京子「Aちゃんがいなくなった後の授業、校庭で体育だったでしょ？

ボールを取りに行った花が突然消えちゃったの」

「消えた！？」

Aは興奮した様子で椅子から腰を浮かせた。

京子「花が踏んだ地面がピンク色に光ったかと思ったらぱっと姿が見えなくなっちゃって

でも、すぐに戻って来たよね 10分くらいかなあ」

「えーっどうして？どこに行ってたの？何かされた？人体実験とか」

京子「それが…」

黒川「覚えてないのよ」

花はへらっと笑う。

「へっ？」

黒川「ボール取りに行ったまでは記憶にあるんだけど

その10分間はすっぽり頭から抜け落ちてんの」

「うーん……いなくなったのはどのあたり？」

好奇心が満たされずもやもやした様子でAは窓から身を乗り出した。

京子「あっあそこ！」

指をさしたのは校舎に挟まれて少しへこんでいる部分だった。

そこには黄色いテープがかけられ、数人の風紀委員が見張るように立っている。

黒川「立ち入り禁止になってるみたいね…

私たちの前の時間にも生徒がいなくなったって聞いたよちょうどあの場所で」

「へぇー……」

青い瞳には興味の色がともっていた。