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転校生 - 5 ページ6

「血は繋がってないんだ。 マフィア間の抗争で両親を亡くした私をノーノが引き取って一緒に住んでるだけだから」


ツナ(複雑そうな家庭環境をにこやかに説明してるー!?)


リボ「こいつは9代目からの指令のために日本に来たんだぞ」


ツナ「指令?」


ルゼ「うん!

10代目ボス候補である沢田綱吉さんを監視すること!」



ツナ「んなー!?

いや、俺マフィアのボスとかならないから! 監視とかいらないから!」



リボ「な、言った通りだろ?」


「ですね」


Aはリボーンと顔を見合わせて笑った。


ツナ「?」


「リボーンさんからのお手紙をノーノと一緒に読んだことがあるんだ。

たしか、全然やる気がない! とか書いてあったかな」


ツナ「それはそれでなんか嫌だ…」


「ノーノが言ってたことがよくわかるよ。

綱吉さんは照れ屋だから、部下としてじゃなくて友達として接しなさいって」


ツナ「それで友達がどうとか言ってたのか…

って、照れてるわけじゃないんだけど!」


「ちゃんとお友達になれてノーノも喜ぶだろうなあ」


Aがあまり話を聞かない子だということにツナは薄々気づいていた。


「あ、そうだ。綱吉さんだけじゃなくてそのファミリーの皆さんとも仲良くねって言われてるの。

だから、」


小さな手が獄寺と山本に差し出された。


「よろしくね、獄寺さん、山本さん!」


山本「?おう、よろしくな!」


山本はすぐに手を握る。

先ほどのツナとAのように軽いハグをした。

しかし獄寺からは何も反応がない。


「獄寺さん?」


獄寺「ふ、100年早いぜ!

10代目のお友達になりてーならオレに許可を取りやがれ!」


ツナ「ちょ、獄寺君!?」


気がつくと獄寺は火のついたタバコを咥え、両手にダイナマイトを持っていた。


「えー!どうしたらお友達にさせてくれるの?」


ツナ「ガーン この子も信じちゃってるし! (天然なの!?)」


獄寺「まずはこのダイナマイトを…」


山本「お、さっそく花火で遊ぶのか?俺も混ぜてくれよ」


獄寺「花火じゃねぇ!

てめぇも10代目にふさわしいか俺が試してやる!」


リボ「楽しそうだな。おまえも参加しろ、ツナ」


ツナ「なんでだよ! おかしいだろ!」


ドッカーン!


その日の屋上は普段の何倍も騒がしかったとかなんとか…。

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作者名:波紋セラーノ | 作成日時:2020年4月26日 16時

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