9代目のお孫さん来る！？ (ページ44)

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歓迎会 - 12 ページ44

「がっ」

ディーノがAの腹を殴り、倒れる身体を受け止めた。

？？「フハハハよく見破ったな」

そう言うと顔に手をかけてめくるような動作をする。

剥がれた皮から、急な角度の太い眉の男性の顔が現れた。

リボ「！！おまえ、ツナの殺害を企てて捕まっていた殺し屋だな。

今朝逃げて日本に来たとは聞いていたが…紛れ込んでいるとはな」

男「さすがアルコバレーノってところか、情報が早いな。

10代目が殺せればそれで良かったんだが…バレちまうもんだから焦ったぜ」

しかし男は自分を幸運だと思っていた。

咄嗟に近くにいた者を人質にしたら、それが9代目の"身内"だったのだから。

このままこいつを攫ってボンゴレを脅迫してやろう。いくら巻き上げられるだろうか、ニヤつきが抑えられない。

ツナ「まさかあのダーツ、本気でオレを殺そうと…」

想像すると心臓がぎゅっと縮まった。

男「なんだ、殺気に気づいたわけじゃないのか。

どうしてわかったんだ？教えろよ」

男の分厚い唇が陽気に言葉を紡ぐ。

その隙に了平と山本、イーピンが立ち上がりゆっくりと近づいた。

男「待ちな」

男は取り出した拳銃をAのこめかみに当てて周囲に睨みをきかせた。

男「はぁ、せっかく最期に会話する機会を与えてやったのに……。

オレに攻撃するのは自由だがよォ、こっちには人質がいるんだぜ」

不敵な笑みでAに当てていた拳銃をツナに向けた。

男「大人しく殺されてもらおうか」

ツナ(どうすればいいんだー！？)