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歓迎会 - 6 ページ38

狼を食べてしまいそうな赤ずきんの劇は続き…有名なシーンに。

棒読み赤ずきんに部屋中が釘付けになっていた。


雲雀「どうしておばあさんの耳はそんなに大きいの?」


草壁「それはおま……委員長の声をよく聞くためです」


雲雀「どうしておばあさんの目はそんなに大きいの?」


草壁「…委員長の顔をよく見るためです」


あのシーンがついに来るのかとツナは固唾を呑む。 他のメンバーも同じ様子だった。


雲雀「どうして君達は……

そんなに群れてるの?」


ギロリと観客を睨みつける雲雀。

これまでなんとか耐えていたが、熱心に見つめるあまり心を1つにしてしまったのがいけなかったらしい。


山本「まあまあ雲雀、落ち着けって」


山本がその場でなだめるが、


雲雀「僕に指図しないでくれる?」


雲雀の眼差しは鋭くなる一方だった。


山本(やべー、火に油を注いじまったか?)


トンファーを構える雲雀に誰もが緊張の表情を浮かべる。

しかし、この男だけは違った。


了平「ぬおー!

なぜ劇をやめるのだ。 いいところだったではないか!」


熱血漢は立ち上がり抗議を始めた。


雲雀「……帰る」


自由気ままな風紀委員長はずきんを被ったままプイっと窓のほうを向いて行ってしまった。

了平を見ていると、燃え上がろうとしていた闘志がなぜか沈んでいくのだ。


草壁「委員長ー!!」


青ざめた草壁はさっさとセットを片付けてそれに続く。


「本当に帰っちゃった…」


リボ「雲雀、棄権」


ツナ「何しにきたんだあの人…」

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作者名:波紋セラーノ | 作成日時:2020年4月26日 16時

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