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5.ハンティング【雲雀恭弥】 ページ19

〜昼休み〜


ツナ・獄寺・山本はいつも通り屋上で昼食を食べながら駄弁っていた。


「あ、いた! 一緒に食べていい?」


今日も元気に走ってくるA。 ここ数日は笹川京子と黒川花の3人で昼食をとっていたが、今日は委員会の集まりで2人がいないらしい。





山本「それにしても今朝はびっくりしたよな」


ツナ「突然の持ち物検査だもんな〜。

…あ、獄寺君、ダイナマイト見つからなかったの?」


獄寺「だいぶ焦りましたが……

全部靴下の中に隠したんで大丈夫でした!」


ほら!と靴下を見せる。 もこーん


ツナ「ガーン ハンパなくもこもこだー!」


「私も靴下の中にハンマーを隠してるよ! おそろいだね」


にこにこ言うAに、獄寺はマネすんじゃねぇ!と吠えた。


獄寺「しかし風紀委員のヤツらムカつきますよね。

オレのアクセも没収しようとしやがるし。 阻止しましたけど」


獄寺はコンビニで買った菓子パンを頬張りながら言った。


「フーキイーン? ってあのリーゼントの人たち?」


山本「そっかAは知らねーのか。 並中を仕切ってる委員会だぜ」


獄寺「暴力でな…」


ツナ「しかも委員長の雲雀恭弥さんがめちゃくちゃ強くてコワい人なんだ…!」


そう聞いてAは、風紀委員の誰よりも立派なリーゼントの強面を想像した。


リボ「ま、雲雀もツナのファミリーなんだけどな」


「! ファミリー…!」


ツナ「いやただの先輩だから!!」


ツッコんでからあれ、と辺りをキョロキョロする。

リボーンの姿が見当たらない。


ツナ「…ん?

オレこんな弁当箱持ってたっけ」


ツナの弁当がうにょうにょ動き出したのでよく見ると、

側面にリボーンの顔が浮かび上がっていた。


ツナ「なあー!? オレの弁当が!」


足が生え、手も生え、明らかにおかしなフォルムに変わっていく。

なんとそれは、弁当箱に変装したリボーンだった。


リボ「あ、ママンの弁当はオレが食べちゃった テヘ」


下をぺろっと出してチャーミングな顔をする。


ツナ「かわいくねーよ!」

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作者名:波紋セラーノ | 作成日時:2020年4月26日 16時

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