赤井を探せば降谷に当たる

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ないことはない
赤井秀一という男の死の真相を解いてほしい
だけど、自称名探偵なんて怪しすぎる
絶対迷探偵の方だと思うんだけど


「お父ーさーん！人様に迷惑かけないで！恥ずかしいんだから」


あ、物凄い顔で見てた娘さん
高校生くらいかなぁ、スタイル抜群


「蘭！このお嬢さんの物思いにふけってる顔を見ろ！悩みがあるとしか思えん！」


いやいや、さっきまで梓さんと楽しく話してただけなんだけど
物思いにふけるというか、迷探偵ぶりに呆れているというか…


思わず乾いた笑いが漏れる


「すみません！父がご迷惑をおかけして」


「大丈夫ですよ、気にしないでください」


蘭と呼ばれた娘が父親を引っ張って無理やり席に着かせた


面白い親子だなぁ
あの子だけは、本当の親子に見えないけど


小学生の男の子を見ていると、ぱちっと視線が合う


あ、やば
目合っちゃった


「お姉さん、僕の顔に何かついてる？」

「ごめんね、じろじろ見ちゃって。毛利さんとあんまり似てないなって思って」

「あ、この子は江戸川コナンくんで、預かっている子なんです！」

小学生1年生を預ける親も中々だけど、預かるこの高校生もすごいな


「僕、江戸川コナン！よろしくね」


「よろしくね、コナンくん」


この親子もコナン君もここの常連みたいだし、よく会いそう…
ま、とりあえず今日は帰ろうかな


「梓さん、ご馳走さまでした！」

「ありがとうございます！お会計しますね」


親子とコナン君に別れを告げ、お金を払いポアロを出た


「さて、次はどうしようかなー。とりあえず情報収集と行きたいところだけど、移動手段もないしなぁ」


アメリカで集めた資料が入った携帯画面を適当にスクロールする
すると、急に着信画面に切り替わり、思わず応答ボタンを押してしまう


「出るの早いな…」


「ちょうど携帯みてるとこだったの。マークどうしたの？」

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