赤井を探せば降谷に当たる

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横目に女子高生を見ると、ぱちりと目が合う
女子高生は気まずそうに目線を逸らした


「わ、目合っちゃった！」


「悔しいけど可愛いね」


「それよりあむぴ、まだかなぁ」


意中の相手はあむぴというらしい
女子高生は頬杖をつきその男を待っている


あむぴ、ね
まさかだけど、安室さんってことはないよね？



梓さんにハムサンドを注文し、ソワソワと辺りを見渡すがあむぴと呼ばれた男はやってこない
そうこうしてるうちに、目の前にハムサンドが置かれた



「ハムサンドです！どうぞ」


…似てる
彼の、安室さんのハムサンドと

いや、でもハムサンドなんてどこも一緒だよね


一口食べたところで、あの時のハムサンドと同じと気付く


隠し味は味噌…
絶対安室さんのハムサンド


ここで働いてる可能性あるってこと！？
どんな確率…


「これ作ったのって梓さんですか？」


「違いますよー！うちにもう1人従業員がいて、その人が作ったハムサンドをお出ししたんです」


「ちなみにその人は今どこに…」


「お使いをお願いしたので今はいないですけど、そろそろ戻ってくると思いますよ！」


とってもイケメンでお客様に大人気なんです！なんて小声で言ってくる梓さんを横目に、急いでハムサンドを口に詰める


まずい…
帰ってくる前にこの店出なきゃ…
絶対に鉢合わせるわけにはいかない



急いで全て食べ終え、紅茶を一気に飲み干していると、店の扉が開く音が聞こえる

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