176話 ページ37
Aはマル、エースはサッチと言う偽名でエントリーし、コロシアムの中へ。
サッチはマルコと合流してから、中に入るらしい。
ひとまず先に中に入ったAとエースは、参加者の多さに驚いた。
「やっぱり賞品が賞品なだけに…多いわね、参加者」
「要はこいつらみんな倒せばいいんだろう？」
「そうだけど……メラメラの実の能力は使っちゃダメだからね。使ったら一発でバレるから」
「わかってるって！」
「本当に分かってんの？」
じとーーー。
とエースの顔を見るA。
「そう言うAだって、能力は使うなよ」
「分かってるわ。使わないって。必要な時以外は使わないようにしてるの。どっかの誰かさんと違って、むやみやたらにはねえ」
「ったく…人の揚げ足取りやがって」
「ふふっ」
参加者はAやエースよりもはるかに体格のいい男たち。
しかしエースは二番隊の隊長、Aは一番隊の副隊長。
そこら辺の海賊より遥かに強い。
ここにいるほとんどが、二人を相手にしたら勝ち残れることはないだろう。
「ちらほら有名な顔もいるみたい。ほんと、気をつけないと」
「俺かAか、どっちかが優勝すりゃいいんだろ？簡単じゃねーか」
「そうは言ってもねえ……。まあエースと当たったらわたしは潔く降参するから、そこんところよろしく」
「マジかよ！」
「大マジ」
こんなところで姉弟で争っても意味ないし。
とぼやくA。
目的はメラメラの実が本物かどうか。
賞品を得られれば、どんな形であろうといい。
「メラメラの実は誰にも渡さない」
「まだメラメラの実と決まったわけじゃねーけどな」
「エース」
「へいへい」
コリーダコロシアムは飛ぶ武器以外の使用は許可されている。
「どれにする」
「とりあえず顔を隠す仮面と、適当に……うーん、コレとか？」
「懐かしいなそれ」
「山にこもってた時とか、よくこういうの振り回してたよね」
「だな。俺もそれにすっかな。剣とかガラじゃねえし」
「ね」
二人が武器に選んだのは、細い鉄のパイプ。
よく昔、子供の頃に振り回して武器にしていたような。
「うっし」
「準備オーケー」
動きやすい装備。
顔は仮面で隠した。
これから始まるコロシアム。
メラメラの実は誰の手に渡るのか。
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ユーラ - どうか、更新してください！！マルコのかっこよさ見せてください (2022年10月8日 15時) (
レス) @page38 id: 26699e7081 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 見ててすごーく面白いです！！！！更新待ってます！！ (2020年10月18日 9時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
泡 - 更新停止していても待ってます！頑張ってください！ (2020年3月21日 19時) (レス) id: 78904f56ea (このIDを非表示/違反報告)
3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - 見てて面白いです！これからも頑張ってください！ (2019年8月18日 16時) (レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
柊.(プロフ) - 初めまして。このシリーズ好きで更新されたのを見てすぐ飛んできました、来週のONE PIECEが待ち遠しくてウズウズしてます（笑）更新頑張って下さい！楽しみに気長に待ってます。 (2019年6月19日 0時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんだ (旧 國子)
| 作成日時：2018年12月10日 20時
