36 ページ36
男の言葉にAは笑って
「わたしは最悪って感じだけど」
「なっ？」
「悪いけど、お遊びはここまで」
すっ…とAが男から離れる。
そしてバァアンッ！！と部屋の扉が開き
「な、なんだキサマは！護衛のやつらは何をしている！！」
「外のやつなら始末させてもらった」
「全員外で伸びてるぜ」
「フッフッフッフッフッ…おれのシマで薬の売買とは、だれに許可を得てやってる？」
「ド…ドフラミンゴ……！！」
ルッチのローの間を割って、扉から入ってきたドフラミンゴは男の元へと行き、笑う。
男から離れたAはドフラミンゴを見て思った。
「(ワニさんがフラミンゴ野郎に気を許すなって、前々から思ってたけど色々やばい人だからだ……)」
怖いなぁと思いながら、後ろで待機するローとルッチの陰に隠れる。
「ドフラミンゴ」
「あァ、もういいぜ。うちの連中はこいつに面が割れてるもんでな。助かったぜバンビ(子鹿)ちゃん」
「わたしシカです！バンビじゃないです！」
「似たようなもんだろ」
「ローさんまで！？」
ガーン…とショックを受けるA。
「その衣装は記念にくれてやる。まあ楽しんでくれ」
「あんたと違って、そういう趣味はねえよ」
「フッフッフッ…強がるなよロー」
「仕事は終わった。おれは鰐屋に報告してから戻るから、二人とも先に行け」
「はぁーい。行こ、豹ちゃん」
「あァ」
「この格好早く着替えたい」
「………」
「豹ちゃん？どったの？」
「着てろ」
「うぷっ！」
ウェイターの上着のジャケットを脱ぎ、Aに投げつけるルッチ。
それを顔面で受け止めたAは若干のうめき声を出した。
「いったぁ〜〜〜！もー！豹ちゃん！！もっと丁寧に扱ってよね！」
「知るか」
「ひっど！！！！！」
ルッチの上着を着るA。
これでようやく目立つボディラインと胸元が隠れるわけだが………
「前のボタンを閉めろ」
「えー」
「閉めろ」
「ほーい」
渋々と言った風に、ジャケットの前のボタンを閉めるA。
やはり色々と目の毒だなとルッチは思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シフォン(プロフ) - ずんだ (旧 國子)さん» ありがとうございます！無理な頼みをしてしまったのなら凄く申し訳ないです…本当にありがとうございます^^* (2018年12月2日 23時) (
レス) id: 1f1c2c5999 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ (旧 國子)(プロフ) - シフォンさん» 本日ちょこっと更新しました^ ^マルコの連載はちょっと波があるので、すみません！ (2018年12月2日 23時) (レス) id: 96c933232a (このIDを非表示/違反報告)
シフォン(プロフ) - 白ひげ海賊団の方のお話はもう更新しないんでしょうか…？ (2018年12月1日 7時) (レス) id: 1f1c2c5999 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ (旧 國子)(プロフ) - セブンさん» ありがとうございます〜！おもしろいって言ってもらえて、作品作った甲斐があります！ (2018年11月28日 2時) (レス) id: 96c933232a (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ (旧 國子)(プロフ) - いちごミルクさん» あー！！本当ですね！！公開設定ミスりました！すみません！←35話upしました〜 (2018年11月27日 22時) (レス) id: 96c933232a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：國子
| 作成日時：2018年11月21日 10時
