39話 ページ41
「グララララ……」
「ひ、ひいっ……！で、でか！！」
「落ち着きなさいなアメール」
「で！でも！！で、でか！！」
「はいはい、わかったわかった」
ついに、白ひげと対面。
島へと停泊した白ひげ海賊団の船・モビーディック号。
マルコは早速Aとアメールを連れ、船へと上がる。
そこで待ち構えていたのは予想よりもはるかに巨大な男。
四皇・白ひげ、エドワード・ニューゲート。
その大きさにアメールは腰が抜けたのか、へなへなと床へ尻餅をつく。
「オヤジ、紹介するよい。こっちがAで、その船医のアメールだ」
「………ポートガス・D・A…です。お初にお目にかかります白ひげ」
「グララララ…礼儀正しい小娘じゃァねーか。マルコ……」
ピリピリとする。
肌で感じた。
これは覇気だ。
手加減しているのは明らからで、手加減していてこの強さ。
侮れない。
「オヤジ、こいつら二人を船に乗せたいんだなねい」
マルコの言葉に野次馬として集まっていた他のクルーたちがどよめく。
「A、おまえ家族はいるか」
「………弟が一人…。両親は二人とも、もう死んでる」
「そうか」
ずずずっ……。
白ひげの手がAの頭にかぶさる。
思わず身構えそうになるが、それよりも先に白ひげの手がAの頭へと優しく触れた。
「！」
「グララララ……今日からおまえはおれの娘だ」
「！？」
娘………？
あたしが？
「ハハッ、動揺してら。おいマルコ、ちゃんとこの嬢ちゃんに説明してやったのかよ」
「どう見てもしてねーだろこりゃ」
「マルコォ！おまえこんなかわいこちゃんどっからー！」
「騒がしいよいッ」
周りの騒がしさとは逆に、Aは話についていけずにいる。
この人は、あたしを娘だと。
そう今、言ったの？
と。
「A」
「………」
「なーにぽかんとした顔してんだよい。マヌケ面だよい」
「ムッ、マヌケじゃないし」
「フッ、やっと口をきくようになったねい」
「！」
「そう身構えなくていいんだよい」
マルコはAの頭に手を置き、Aの頭を撫でる。
ああそうか、似てるんだ。
マルコと白ひげの手は。
だから安心するんだ。
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咲耶(プロフ) - 続編おめでとうございます！！これからも楽しみにしています！ (2016年4月23日 17時) (
レス) id: 1d48548696 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ - 続きが気になります♪応援しています♪頑張ってください (2016年4月21日 12時) (レス) id: 76ceb5ae42 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - エースとの再開楽しみです。 (2016年4月21日 0時) (レス) id: f13b9e7a54 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 本誌ではマルコ再登場フラグがバッキバキにたってますよね！かっこよくなったかなぁ？それとも渋みが増したかなぁ？早く会いたい！ (2016年4月14日 16時) (携帯から) (レス) id: ab9f95c1b2 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - マルコ大好きなので、更新楽しみにしてます！免許取得おめでとうございます。気を付けて運転して下さいね。私も運転しますが去年の今頃エゾシカと衝突しました。車は大破。エゾシカはどこかに去っていきましたが、私はアイツを許さない!! (2016年4月10日 19時) (携帯から) (レス) id: ab9f95c1b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：國子
| 作成日時：2016年3月15日 19時
