#宇髄天元生誕祭�� ページ13
宇髄に抱きかかえられたAの頭は混乱していた。
((どういう状況だコレ))
「いやー、お前ぬくいな」
「人で勝手に暖を取るんじゃないッ！離せ！！」
「嫌だね」
「ざけんな！」
離せコラ(怒)、と腰に回った太い宇髄の腕を外そうともがくものの、外れない。
むしろ離すかと力が入り、余計に外れない。
「誕生日くらい俺に尽くせよ」
「尽くしたくないわお前になんか！！」
「おーおー相変わらず口悪いな」
「うっさいボケ！」
相変わらずああ言えばこう言う。
宇髄に抱きかかえられ、体格差のせいか息が首元や耳にかかり、むず痒い。
「A」
「(ビクッ！)」
耳元で名前を呼ばれた。
「………」←顔が真っ赤
((おもしれー))←にやけ顔
Aの反応を見て面白がる宇髄。
当のAは顔を後ろに向けることができないでいる。
恥ずかしさからか少し震えるAを、宇髄はさらに抱きしめた。
「うぐっ」
「A〜〜。お前、反応がいちいち可愛すぎんだよ。ったく、我慢する方の身にもなれ」
「はあ！？」
「もう俺様のココは爆発寸前だ。派手にな」
「(ポカーン)」←何言ってんだコイツ。と言う顔。
宇髄が指差したのは自身の股間である。
先程からAの尻に当たる何やら硬いものはソレだ。
「…」
「A？」
ふるふると震えるA。
そんなAの顔を覗き込む宇髄。
「今すぐ死ね。生まれてきた事、後悔させてやる」
「クナイなんて物騒なもん持ち出すなよな。今夜は無礼講だろ？」
「無礼講なんて言葉、無意味だクソが。さっさと死ね」
ぐぐぐ、とクナイを持つ手に力を入れるが、宇髄の手がそれを掴んで許さない。
「お前って怒るとすぐクナイ出すよな」
「誰のせいだと思ってんだこの糞が…！んぐっ！？」
ぐいっ、とクナイを持つ手を抑えているのとは逆の手で、Aの顔をぐいっ、と自分の方へと向けた宇髄。
するとそのまま口づけを。
「ん、ぐ！ンンッ、ん！」
「舌、出せ」
「だれ、が…ふっ」
目の前で須磨達が見ている。
なのに。
「ぷはっ…これで大人しくなったか？」
「やりすぎです、天元様」
「そうか？」
わなわなと震えるA。
そしてそのまま
「あ、逃げた」
その後しばらくAが宇髄の前に姿を表すことはなかったと言う。
宇髄さん誕生日おめでとうございます！
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お餅(プロフ) - 終わらんといてーーー (2022年2月13日 15時) (
レス) @page16 id: 28886abf9c (このIDを非表示/違反報告)
ちょる(プロフ) - はじめまして！！コメント失礼します！！続きが気になりました！いつか続きを更新してほしいくらいです！！ (2021年12月22日 12時) (レス) @page16 id: 8f8ae7ff3b (このIDを非表示/違反報告)
万札 - 続きをお恵み下さい……全てが刺さりました…好きです… (2021年12月1日 23時) (レス) id: fa3b030bed (このIDを非表示/違反報告)
ぴえん - 終わらないでくださいいいい (2020年1月13日 18時) (レス) id: e55a66c0f2 (このIDを非表示/違反報告)
守小町慶 - え、めっちゃ好き。ドンピシャすぎて何も言えない。 (2020年1月5日 23時) (レス) id: c4783174d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんだ (旧 國子)
| 作成日時：2019年10月21日 21時
