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「いらっしゃいA姉さん！」
「ブリュレからプリンが呼んでるって聞いて、どうしたの？」
「A姉さんに助けてもらいたいの！ほら、姉さん、ペロス兄さんと同じくらいキャンディーを扱うのに長けているでしょう？」
「ペロスペローほどじゃないわ。みんな買いかぶりすぎよ、わたしのこと」
「そんな事ないわ！A姉さんの甘くて美味しいキャンディー！ほっぺたが落ちるくらい最高なんだから！」
プリンの話はこうだ。
キャンディーを使ったチョコレートを作るのに、協力してほしいと。
チョコレートを扱う事に長けたプリンだが、キャンディーは専門外。
しかし忙しい長男に手を貸してくれと頼むわけにもいかず、Aに助けを求めたという事らしい。
「口の中に入れたらほろっとチョコレートがとろけて、中からあまぁ〜〜いジューシーなキャンディーが出てくるお菓子を作りたいの！けどどうしても上手くいかなくて…」
「チョコレートはプリンの専売特許でしょう？ならキャンディーは…あの人に変わって、わたしが手を貸すわ」
「本当っ！？ありがとう！A姉さん！！」
きゃーーー！とAの手を取り喜ぶプリン。
そして
「おやおや、これはこれは」
「ペロス兄さん！」
「あら、ママの用事はもう終わったの？」
「ああ。何てことはない。ただ一緒に紅茶を飲んで世間話をして来ただけだ。ペロリン♪」
くくくくくっ。
と笑うペロスペロー。
プリンとAが、ちょうどチョコレートとキャンディーを使ったお菓子を作り終わった頃だった。
「それにてもA、よく似合っているな。そのエプロン」
「昔はよく着てたでしょう？」
「昔はな。今は全然じゃねえか」
「ふふっ、A姉さん、たまにはペロス兄さんにご飯でも作ってあげたら？」
「あんまりわたしは料理が得意じゃないから……」
「それでもわたしはお前の手料理が食べたいんだがねえ」
「……考えておくわ」
「やったわねペロス兄さん！望みあるわよ」
してやったり、という表情をするプリンとペロスペロー。
この兄妹には勝てないような気がするA。
「プリン、明日のお茶会で披露する新作のお菓子は？」
「出来てるわ！わたしとA姉さんの力作よ！」
「おお〜！それは楽しみだ。ペロリン♪」
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猫夜桜((シラキ - あー...好きって言葉しか出てこないんだがwめっちゃ癒されるw (2021年1月28日 19時) (
レス) id: 27d48dc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
露木(プロフ) - 穏やかで優しくてとっても甘い、素敵な作品ですね…！読みやすくて、自然に引き込まれてしまいました。ペロスペローさんの魅力が沢山詰まっていて、夢主さんも素敵で…是非お二人にはいつまでも幸せに過ごして欲しいです。更新頑張って下さい。応援しています！ (2019年1月17日 15時) (レス) id: be3bf55a7b (このIDを非表示/違反報告)
カトレヤ(プロフ) - 海月水 姫さん» コメント失礼します！とっても仲のいいご夫婦ですね、微笑ましいです！更新がんばってください！ (2019年1月14日 20時) (レス) id: e677d34591 (このIDを非表示/違反報告)
海月水 姫 - 初コメ失礼します！何と素敵な夫婦！！更新応援してます！！ (2019年1月12日 19時) (レス) id: d46f895be8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：國子
| 作成日時：2019年1月7日 14時
