始まりの悲劇 ページ10
トントン「はあ、はあ!!」
A「トントン、もう走れないです！ゲホッ」
トントン「もう少しだからA頑張って足を動かすんだ！」
A「お母さん！お父さんうぅ」
トントン「A!!後ろを振り返るな!!」
俺はAの小さな手を離さないように必死につかみながら無我夢中で走った
A「うぇえぇぇえええん」
決して離さないように
────────────────
数十分前
トントン「やっと、中心の街から出れましたね」
ハズ「あぁ、長かったがなんとか抜けられたな
あとすこしでこの国を囲っている壁に辿り着くだろう」
ソフィア「このペースだったら夜明けには向こうの国に入れそうですね！」
ハズ「しかし、まさかこんなにも気付くのが早いなんて」
兵士「どこだ！ペストラ国1級研究員ハズ･ラフテルを探せ！」
ソフィア「ハズ、私はあなた最悪な手を考えているのならよして下さい！
私はそれでもあなたについて行きますからね」
ハズ「!!それは参ったな、実行できないじゃないか」
しかし状況は最悪だこの感じだったら門の方にも兵士が沢山いるだろう
僕はともかく幼いAは大丈夫だろうか
A「トントン、Aは眠たいです。
おうちはまだ遠くですか？」
トントン「あぁあと少しだか兵士「いたぞ！」」
ソフィア、ハズ「ッ」
ソフィア「走りなさい!!」
A「え！え？」
俺はAの手をつかみ必死に走った
遠くから僕の大好きな人の叫び声を聞きながら
────────────────────
ハズ「僕達も違う方向へ走ろう」
ソフィア「えぇ」
しかし行けども行けども兵士は追いかけてき、
ソフィア達を囲んだ
ハズ「ここまでのようだね」
兵士「何か言い残すことはあるか？」
ハズ「あぁA、トントン強く！生きろ！」
ザクッ
ソフィア「ハズ!!いやあああああああああああぁぁぁ」
ハズあなたと共にずっと生きたかった
兵士「この女も殺せ」
兵士「ハッ」
ソフィア「愛してるわA、トントン」
ザクッ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
# - 実在していますのでオリジナルを外してください。 (2018年9月9日 2時) (
レス) id: e51d07dac9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴよのふじ | 作成日時：2018年9月4日 22時
