【wrwrd!】世界を壊すための世界征服～紅色編～ (ページ23)

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不平和で不安全な幸せページ23

部屋に帰るとトントンはAの様子を見に
ベットに行った

A「おかあさんお父さん…うぅ」
Aは泣いていた

その時張り詰めていた言葉が口から出た
トン「こんな弱ったAを置いていけるのか？」

グルッペンの話を聞いた時、
それだけが心残りだった

俺が軍に入ったらAは軍経営の孤児院に
入れられることになる

軍経営の孤児院だからといって、
戦争孤児だけでなく、軍に入ってる兵士の子供も
そこに入れるらしい

孤児院は城下町にあるから治安もここよりずっといいと
グルッペンは言っていた

トン「やっぱりAを置いていけない。
俺がずっと一緒にいて、守ってやらないと」

信じられるのは自分だけだ

A「トントン？」
トン「(起きてしまったか)どうした？A」
A「あのね、わたしさっき夢を見たの
わたしがトントンを縛り付けてトントンが苦しむ夢」
トン「!怖かったのか」
A「うん、怖かった
何よりも私のせいだと思った」
トン「別に俺は…」
A「ねえ、わたしは自分のために動くから、
だからトントンこれから自分のために動こうよ
わたしトントンを縛り付けたくないよ」

A、俺が悩んでるのをいつ気づいていたんだ

A「ねえ、約束して」

トン「うん、わかった」

A「てことで、トントンはトントンのやりたいことをする、
わたしはわたしのやりたいことをする
でも、時々助け合いはする」
トン「でも、Aはまだ子供だ。
だから俺の言うことをある程度聞いて欲しい」

A「うん、子供は大人の言うことを聞くのは
大人になるために必要なことってお母さんも
言っていました」

心の中が暖かくなった
そんな、きがした。