不平和で不安全な幸せ ページ18
夜
A「いい宿ですね
お風呂も気持ちよかったし、ご飯も美味しかったです」
トン「そうだなA、もう夜遅いから寝てていいよ」
A「分かりましたトントン。
あのぉ、」
トン「ん？」
A「いえ、なんでもないですおやすみなさい」
トン「？おやすみ」
俺はAが床につくのを見届けてから下のバーに向かった
バーに入ると一番奥のカウンターにグルッペンがいた
グル「やあ、妹のお守りは大変だな」
トン「妹じゃない姪っ子だ」
グル「あぁそう言えばAには苗字があったな…」
トン「俺の姉さんの子供だ」
それが合図になり、俺は今までの事をグルッペンに言った
どうしてそんなに話たのかはわからない。
グル「そうか…マスターオレンジ2つ」
トン「俺、15歳いや、16歳だぞ」
今日が俺の誕生日だったか、
色々ありすぎて忘れていたな
グル「安心しろ、ジュースだ
それに俺は酒の匂いが嫌いだから頼まない
あと俺は15だ」
15ということは俺の一個下か同じ年
その年であの威厳…
こいつは普通の人間じゃないな
しばらくするとマスターはグラスを持ってきてくれた
俺はそのグラスをじっと見つけたまま
ぼーとしていた
グル「…何している飲まないのか」
マスター「グルッペンくんもいつもの頼まないのかい」
グル「いや、うーんでもなぁ
…しばらく糖分は禁止しているからいらん」
トン「いつものって？」
グル「ここのチーズケーキのことだｿﾞ
上手いからAを連れてまた食べにくるといい
話したら食べたくなってきたマスターチーズケーキ1つ」
結果グルッペンはチーズケーキをお代わりして2個食べた
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作者名：ぴよのふじ | 作成日時：2018年9月4日 22時
