～箱庭～ワタシとアイツのその頃【N.K】 (ページ8)

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・07　ワタシページ8

その後の相葉さんは持ち前の元気で

「諦めた恋でもあるの？」なんて

デリカシーがないのか、ないふりをしてるのか分かんない調子で俺に話しかけてくるし

しかも、ソワソワしてただの、現地妻だの……

おかげで俺はいつもみたいにまた相葉さんの事、バカにできるなって思って

心の中でだけ「ありがとう」を言っておいた。

翔さんにも、気を病ませてしまったかもしれないと思ったら

翔さんの方から俺に話しかけてきてくれるし。

相葉さんのあの無邪気な告白は、翔さんを思ってこその行動なんだと

冷静になって考えてみるとそう思えたから

「相葉さんには頑張ってほしいな。」って素直に思えた。

やっぱ俺、嵐好きだわ～。

そう思ったら急に心が軽くなった気がして

久しぶりに、家へ帰る足取りが軽くなった。

部屋に帰ってきて、ふとカウンターに視線を送って

そこにいる小瓶を見つめてみても

なんか笑えてくるから、俺、大丈夫かも。