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「超、良い情報をゲットしてもうた！」
朝、教室に入るなりわたしに向かってデカイ声をあげるもんだから
クラスのみんながこっちに注目する。
「うるさいな！」
「これを見ろ！」
櫻井は全く気にする様子もなく、ケータイの液晶をわたしに見せる。
これかだらわたしやっかみにあうんですけど……
「……でた！食べ放題！？」
「横浜〜♪行っちゃう？」
「行くーーー！！」
って叫んではっとすると、相変わらずクラスのみんなからの視線……。
とりあえず櫻井の頭をはたいてみた。
「いでっ！」
「うるさいんだよ！」
「はっ！？ひどっ！！」
これ以上絡まれまい！と思って慌てて廊下に出て一息ついた。
「横浜行くの？」
後ろから突然友達に声を掛けられた。
「へっ！？あぁ〜、なんか、横浜って言ってたね。」
「本当に仲良いよねぇ〜？それってデートでしょ？」
茶化すように、目を細めてこっちを見る友達。
「デート！？いやいやいや、そんなんじゃないから！」
「だって横浜まで行くってことは、休日なわけだし、デートじゃん！」
「うーむ……断ろうかなぁ。」
「なんで！いいじゃん！行っちゃいなよ誘われたんだから！」
「うーん、でも、彼女、いるしね……。」
「まぁー……そうね。なのにAを誘うんだから櫻井君て小悪魔だよねぇ。」
2人で苦笑いしながら、なんとなく洗面所まで歩いた。
そうだよね。
彼女と行きなよって話し。
場所がどこであれ、食べるものが何であれ、さ？
そんな事してるから、彼女はヤキモチ妬くし、悲しむし
あたしもヤキモチ妬くし、悲しくなるんだよ！バカッ！
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作成日時：2014年8月29日 22時
