8 ページ8
翔「仕事の時のあの、俺を見てどぎまぎするところ。
毎回毎回よくそんなに緊張するよねって思うと、面白くてしょうがないよね。
焦って動揺する姿も、右往左往しておろおろする姿も……
泣きそうな顔して困ってる姿も……すげぇよくない？
昨日もね、なんだかそわそわしててさ……
何かを期待するような、そんな目をするわけよ、時々。
それをね、無視して……今日はここで、って別れようとした時の、
あの……寂しげな顔……
部屋に呼んでくれないんですか？って言うような、懇願する瞳も……全部……
超、イイんだよねぇ……」
悦に浸っている櫻井の、キラキラした瞳には、
相葉も、二宮も、松本も、
当然ついていけなかった。
雅紀「ねぇ、ふつう困ってる姿見たら、助けてあげたくならない？」
翔「それはお前らの役目だろ？」
和也「アンタ、嫌われ役を甘んじて受け入れてたんじゃないの？」
翔「いや、適任だと思ってたね。」
潤「まさかの逆パターンきた。」
誰もが軽く、引いている。
翔「だからねぇ、もったいないでしょう。今はまだ。
俺に慣れてもらっちゃ、困るんだよね……」
この時、相葉、二宮、松本は心の中で思った。
Aちゃんを、
Aを、
Aさんを、
やっぱり俺が、守らなきゃ、と。
その時、大野の間延びした声。
智「Aが幸せならそれでいっかぁ！」
二宮に思い切り頭をぶたれた。
智「いでっ」
和也「おまえ話し聞いてたっ！？」
雅紀「幸せなのかなぁ、Aちゃん……」
翔「とりあえず一歩進んだことで俺、焦らしというスキルも手に入れたから、
今後のAの動向には目が離せないねっ！」
潤「ある意味、目が離せないわ、マジで。」
缶ビール片手に
5人の夜が、更けていく。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あひる x他1人
作成日時：2016年7月19日 0時
