7時はご飯の時間です。～5つの微糖～【S.S】おまけ (ページ5)

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翔「ふたり、食べないの？」

雅紀「あぁ、うん、食べるっ」

和也「……」

櫻井に促されて箸を掴む相葉と

無言で缶を傾ける二宮。

翔「で……改めて聞くけど、4人さんは何しにウチに来たの？」

空っぽになった口に、ビールを注ぎこむ櫻井。

翔「松本でしょ？付き合ってって言い出したの。なんかあった？」

潤「あったと言えばありましたね～、みんなありました。」

翔「え、みんな？なになに？」

潤「いや……あったのは俺達というより翔さん？」

翔「へっ？おれ？なによ？」

まん丸になった目が、松本を凝視して

松本は枝豆を1つぽこっと口の中に収めた。

そして松本が口を開くよりも先に

「Aと付き合うことにしたの？」と

二宮の口から櫻井に向けて、言葉が放たれた。

翔「え……A……？」

和也「きゅーーーに本領発揮してきたんで、ついに手ぇ出すことに決めたのかなぁ？って」

翔「え……」

和也「今日もういないの？いると思って来たんだけどなぁ～俺たち」

二宮がビールを傾けると

「いや、俺はいると思って来てないよ」と松本が笑った。

潤「いたら困るわ。」

雅紀「言えてる、だいーーーぶ気まずい。」

和也「あらそう？なんだったら俺はAの手料理とか食いたかったね！」

二宮の言葉を聞いて、大野が吹き出す。

潤「なにそのヤケクソな返事(笑)」

雅紀「とち狂うのやめてよも～～～」

4人がそれぞれに、違った表情を作って笑う空気を見て

櫻井はひとり「なにがどうしたの？」と亀のように首を伸ばす。

雅紀「翔ちゃん昨日、Aちゃんとご飯行ったんでしょ？」

翔「ああ、行ったよ？」

和也「今まで冷たくあしらってきたくせに、心変わりしたわけ？」

翔「え？なに？お前らだってしょっちゅうアイツと飯食ってんだろ？」

なんか変？と眉間に皺を寄せ、首をかしげた櫻井に

松本が一言。

「でも俺達は飯しか食った事ないよ？」

その言葉に、部屋の中が静まり返る。

「翔さんは、食ったの？Aさんのこと」

松本がニヤリと笑うと、

櫻井はきょとんとして、そのあと

喉の奥から吹き出すような音を抑えるようにして

手のひらで口元を覆って、笑った。