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思ったほど
気持ちは高ぶらない。
へぇ？それじゃ……
これからどうやってイジめていこうか……って
相変わらず、ゾクゾクする。
だって、アレが……俺のものになるんだよ？
ゾクゾクとワクワクが……
あーーーーダメだそっち方面で気持ちが高ぶるとか
俺もう本当に異常性癖の持ち主ーーーーー
……もしも始めから、気持ちのままに彼女に接していたら
どんな結末になっていただろう。
アイツらみたいに、うるせーババァ達から彼女を守っていたら……
……そしたら俺、アイツらに勝てる自信ほとんどないわ。
それかもしくは……全員同列のまま最後の日を迎えたのかもしれない。
あれだけ守られておきながら
あれだけ愛情を注がれていながら
誰にもなびかなかった理由は……？
……あぁ、俺を好きだから？
彼女に優しくしたつもりはない。
目に見えて守ったこともないのに……
なのに、そうだったんだとしたら……
うん、俺は多分この性癖
治そうとしなくてもいいのかもな☆
そう思って1人ほくそ笑みながらデスクに戻ると
ニノが声を掛けてきた。
和也「翔ちゃん顔キモイ」
自覚してるよ？
だけどしょうがないじゃん。
こんな俺をつくったのは、彼女だよ？
翔「ありがとうっ！」
しゅたっと軽やかに席について、パソコンの電源ボタンを
跳ね上げるように弾いた。
まずは今夜……
どうやって頂こうかな……
和也「だから気持ち悪いってば」
翔「感謝感激雨嵐ィッ！」
和也「うわウゼェ……」
・
5つの微糖 おまけ おわり
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作者名：あひる x他1人
作成日時：2016年7月19日 0時
