今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:463,087 hit
小｜中｜大
End ページ45
どれくらい時間が経ったんだろう
自販機が「ブーン…」と低い音を出した時に
現場の機械音が耳に届いた。
我に返って、振り返る。
一体、何が起きたのかを……
いや、振り返るの、やめよう……
ワケわかんない……
頭をぶるぶる左右に振って
缶コーヒーに口をつけて天井へ顔を……って
缶コーヒーは空っぽで
口の中には微糖が数滴……
唇に、触れるだけ……
……こんなに甘かったっけ……
とたんに思い出す
さっきまでの、甘い……
”もう1杯、ちょうだい？”
ひぇぇ！
思い出して、頭に血がのぼる。
もう一回缶コーヒーに口を付ける。
中身もうないってばっっ！！
きっとこれから、あたしは
微糖を飲むたびに、思い出す。
最後に残ったプレミアム缶コーヒー
それを櫻井さんと
分け合った今日のこと……
櫻井さんの異動まで残り3ヵ月
だけど……
あたしは微糖の缶コーヒーに
また、口を付けた……
・
「7時はご飯の時間です〜5つの微糖〜」
おわり。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あひる x他1人
作成日時：2016年6月18日 23時
