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和也「あ〜あ〜あ〜あ〜どうしたらこういう事になんの」
A「ごめんなさいー！」
和也「こんな狭いところでイチャついてっからだよ」
A「違うんですー！」
とりあえずあたしも智君も、部品を踏まないように一歩も動かず
その場に屈んで部品を拾って
辺りに散らばってころころ転がってる部品を
ニノさんが拾ってくれて
ただでさえ狭い部品棚の長く伸びた通路が
しゃがみ込む3人でいっぱい。
和也「なにが違うんだよ、さっきからコイツの笑い声とか聞こえてっかんな」
指をさして「コイツ」呼ばわりされた部長様は
ぐふっと笑いながら部品を拾って
「だってAが……」と、空いた手で鼻を掻く。
智「Aが反応おもしろくて……」
和也「からかって遊ぶなよ。コイツ冗談通じねんだから。」
えっ！？
今度あたしが「コイツ」呼ばわり！？
智「全然からかってないよぉ〜さっきのはホントのこと言っただけだし、」
智君の言葉で、一瞬にしてほんの少し前のやりとりを思い出す
まさか
智く…
和也「なんだよ？」
A「ちょっと待って智ｋ」
智「Aって翔ちゃんのこと好きだもんねーって」
A「待ってってばーーー！」
もう一度伸ばしたあたしの手は智君に届かず……
屈んでいるせいでバランスを崩して
床にでーんと尻餅をついた。
「いだぁーい！」
当然落ちてる部品が尻に刺さるし……
飛び上がって前のめりになれば
今度は床に着いた膝に部品刺さるし
「ぎゃぁー！いだいー！」
ついにあたしは床に肘をついて
倒れたような姿勢にまでなっちゃったっていうのに
智くんはお腹を抱えて笑ってて
ニノさんなんかひいてるもんね。
誰も助けてくれないもんね！！
智「ひぃーーーーひひひひひひひ」(爆笑)
和也「ねぇ……なにしてんの……」(ドン引き)
A「こ……こ、転んでるんですーーー！(泣)」
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作者名：あひる x他1人
作成日時：2016年6月18日 23時
