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智「相葉ちゃんの仕事はさぁ、」
A「ん？」
部品棚の前でしゃがんでケータイを弄り始める智君。
智「週末になったらみんなに仕事を割り振ることだよね(笑)」
A「溜めに溜めますよね(笑)もう少しあたしのことも頼って頂けると嬉しいんですけど……」
えっと……
白紙のチェックシートは、一応移動のあった部品のピックアップは出来ていて
部品名に赤丸がされてる。
チェックシートに記載された番号と棚番号を照らし合わせて
部品を探し出す。
A「智くーん」
智「ん？」
相変わらず、ケータイに指をスイスイ滑らせる智君。
A「智君の仕事は、自分のタイムカードをきることですか？」
智「……」
すくっと立ち上がった智君、
男前に低い声で「俺はどうしたらいいかなっ」だって。
よかった。
今のが皮肉だって分かってくれたみたい(笑)
そのまま部品棚で、智君と在庫チェック。
時折、現場内にいるニノさんの
「だったら始めっから４ミリにしとけよめんどくせーなぁ！」って声とか
「はいコレ〜やりたい人挙手〜〜〜誰もいないなら指名すんぞ文句言うなよな！」って声とかが聞こえてきて
合間には女の子達のきゃいきゃい言う声。
智「合コンでもしてんの？アイツ」
A「活気があっていいですねぇ。」
どっと笑いが起きたりして
本当にみんな楽しそう。
楽しく仕事ができる環境をつくることも、大切なことだよね。
ニノさんと相葉ちゃんは、現場を盛り上げるのが本当に上手だから、
みんな働いてて楽しいだろうなぁ。
もちろんあたしだって、楽しいけど。
「ばかぁ！鬼に見つかったら殺されるだろ、俺が！」
ニノさんの甲高い声。
また女子達が笑ってる。
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作者名：あひる x他1人
作成日時：2016年6月18日 23時
