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潤「なんだ……付き合ってないんだ。」
A「付き合ってませんよ、もぉ……」
潤「食事会も今日で最後か〜なんて思ったんだけど」
A「えっ！？」
潤「てかAさん、なんも言ってくれねぇんだもんなぁ〜ってイラついたりもしたんだけど」
A「えっ……」
潤「ごめん、それはウソ(笑)」
A「ちょっ……もぉーーー！！」
さくさく、と葉っぱをフォークに刺しながら何の気なしにそんな事を言って、
潤君は最後、楽しそうに笑うから、
あたしはがくっと頭が垂れて、だけど可笑しくなって笑えた。
と、そこで
タコのアヒージョと一緒にジェノベーゼのパスタと
トマトクリームのスパゲティが運ばれてきて、
潤君は「一気にきたなぁ(笑)」と笑いながらトングに手を伸ばした。
潤「パスタ分けるよ？いいね？」
A「いいね！」
潤「Facebookか！(笑)」
潤君がパスタを分けてくれてる間に、あたしは勝手にタコのアヒージョ。
激アツッ！！
でも、めちゃウマッ。
にんにくとオリーブオイルの組み合わせは神がかってんね！
はふはふタコに食らいつくあたしを、
潤君はパスタを取り分けながら横目でチラリ。
潤「どお？」
A「サイコー☆」
潤「ちょうだい。」
A「はいよー。」
潤君のフォークでタコを刺して、2、3回フーフーしてから潤君の口に近づければ、
潤君は取り分けていた手を止めて、こっちに向かって口を開ける。
色っぽいっっ！！とオヤジみたいなことを思いながら
潤君の口の中にタコを収めた。
「ん……んまぁーい」と目を見開く潤君。
A「熱くなかった？」
潤「クソ熱かった。」
A「んはははは♪」
そして潤君が分けてくれた2つのパスタが、あたしの目の前に揃った。
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作者名：あひる x他1人
作成日時：2016年6月18日 23時
