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A「どうして櫻井さんはあんなに冷たいんでしょうかっ！？」
潤「いきなりソレ……？(笑)」
仕事を定時で終えた帰り、
今日はあたしが予約したイタリアンのお店でご飯。
月に2回、木曜日と決められた「食事会」は
行きたいお店を交互に紹介しあうスタイル。
二週間前に潤君が連れてってくれた地中海料理のお店は
青く光る水が壁からダァー！っと流れてて！
すっごい綺麗だったなぁ……
潤「なんで俺といる時に他の男の話しをするかね。」
A「だって分かったでしょ！？今日のあの冷たさ！」
潤「冷たいっていうか……まだ図りかねてるだけじゃない？距離を」
A「1年経つのにっ？」
潤「分かんないけど……」
料理を頼み、ワインで乾杯した直後のあたしの愚痴に
潤君は顔をしかめる。
A「”こぉらA〜！なぁに飴なんか舐めてんだ〜？(笑)”みたいなのは、ないの？」
潤「本人に言ってよ(笑)」
潤君がサングリアのワインに口をつける。
そりゃそうだ、潤君に聞いたってどうしようもない……
A「どうしてあたしは嫌われてしまったんだろう……」
潤「え？嫌われてはいないでしょ！」
A「嫌われてるんですよ、エピソードは盛りだくさんですよ？」
潤「たとえば？」
A「例えば去年の忘年会の帰り！！」
送迎係としてお酒を飲まずに終えた忘年会の帰り……
5人乗りの車には智君、ニノさん、相葉ちゃんが乗ることになって
当たり前のように相葉ちゃんが「ほら翔ちゃんも」と櫻井さんを誘った時
一度は乗ろうとした櫻井さんの身体は
思い立ったかのように「やっぱ松本んとこ乗るわ」ときびすを返してしまった。
潤君と一緒に歩き去る背中を見送っていた時……
A「潤君がね”なんだよ、あっち乗ればいいじゃん”って言ったら
櫻井さんなんて言ったと思う……いつもの冷たい声で”いや無理”ってさ！」
潤「あぁ……そんなこともあったね。」
A「でしょっ！？覚えてるっ！？」
潤「覚えてるけど、そんなにショックうけるとこ？」
A「う、受けるよ〜無理ってなによ〜……」
潤「別にAさんのことが無理って言ったわけじゃないかもしれないじゃん？」
A「いや！あの調子はいつものやつだった！いつもあたしに向ける冷たいやつだったの！」
潤「あっそ？(笑)」
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作者名：あひる x他1人
作成日時：2016年6月18日 23時
