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辰「アイツの実家は兄夫婦が同居してるから、アパート借りたみたい。」
翔「場所どこらへん？いつからこっち来んの？」
一通りAさんの状況を聞いて、未だに質問を繰り返す俺。
それまでパソコンから視線をはずすことなく俺の質問に答えていた辰実が
急に黙ったかと思うと、ゆっくりこちらを向いた。
辰「食いつきハンパないね。」
翔「え、ウソ(笑)」
自分でもなんとなく気付いていたけど、改めて指摘されると困る。
辰「会いたい？Aに。」
翔「いやその聞き方困るぅー！(笑)」
動揺した気持ちを隠すようにして大きな声を上げると、そのまま床に寝転んだ。
翔「･･････そんなんじゃないよぉ。」
自信がなくて、小声になってしまった。
辰「会いたくないの？」
翔「今度はそうくるー？」
相変わらず寝転んだままで俺は返事をしたけど、それ以上先の言葉が見つからない。
会いたいか？
会いたくないか？
そう聞かれたら･･････
会いたいよ。
……
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作者名：あひる x他1人
作成日時：2015年2月23日 17時
