温かい家～sweet home～【S.S】 (ページ22)

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辰「それからかなぁ。またAとよく会うようになったの。」

辰実が簡潔に話してくれた内容は

そうなんだ～と軽く受け取れるようなものじゃなくて。

なんの言葉も出てこなかった。

辰「今日は楽しかった？」

辰実が当たり前に気を遣う。

翔「うん。楽しかったよ。すごく。

　そういえば昼間はボードしてたんだって事忘れてた。」

そう言って笑ったら辰実も一緒に笑った。

辰「なら、良かった。」

その後はお互いなんとなく黙ったままだった。

そうしているうちに俺はまた寝てしまったみたいで、

気付いたら家の前まで送ってもらっていた。

時刻はもう25時を回っていた。