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辰「翔。」
リフト乗り場まで来たところで、辰実に声を掛けられる。
翔「来たの？」
辰「そりゃね。俺も始めっから上まで行くつもりだったし。」
翔「うん。」
辰「あっち３対３だよ？俺はただの送迎係。」
翔「でもあん中でお前が一番イケメてるだろ。」
辰「確かに。女の子にぶーぶー言われたわ。」
翔「はっはっは！じゃぁ残りの男達には悪い事したなぁ俺達！」
辰実と２人並んでリフトに乗る。
翔「はぁ〜ぁ、飯、どうする？」
辰「もう飯の話し？なんなの。」
翔「いやだって、下の人達……」
辰「ほっといていんじゃん。俺らは俺らでいつも通り行けばいいじゃん。」
翔「……ん。」
もとは、男３人でスノボを楽しみに来たはずの辰実。
まぁ、まさかの女子出現ていうハプニングはあったにせよ
友達と、離れさせてしまった罪悪感。
それでも、ごめんねが言えない、俺。
辰「気にすんな。むしろ俺、お前がいてくれて良かった。」
翔「そお？そりゃ良かったね。」
辰実は、こういう男だ。
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作者名：あひる x他1人
作成日時：2015年2月23日 17時
