9. 訂正あり ページ10
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「…よかった、陣平と研二が無事そうで」
「爆発音した時A顔が真っ青だったな。そんなので潜入捜査できるのか？」
「…潜入中は万が一のことがあれば時として冷酷になる、それが私たちカメレオンの掟」
私の言葉に、零と景光が息を飲んだ。
おそらく私の空気が一変したからだ。警察官の時のそれと組織に潜入中のそれは全然違うから。
「カメレオンは本当に一から潜入捜査を叩き込まれてるんだな」
零の言葉を笑って受け流す。
叩き込まれた基礎は、数しれず。本当に潜入捜査は厳しいんだと身に染みて感じたよ。
しかも、長らく潜入していたら、そちら側に染まってしまう可能性だってある。
「…カメレオンの室長はやっぱりちゃんと人を選んでる。」
曲がらない強い目を持っている人しか誘わない
そう言っていた強い目をした室長を思い出して、思わず笑ってしまった。
「それにしても次のヒントは分かりにくいなぁ…」
〖日本の警察官はやはり優秀なようだ。次の爆弾の在り処は六つのコインだ。健闘を祈るよ〗
六つのコイン、そう言われても直ぐに思いつかなかった。
なんだろう、頭を抱えていると景光が私の頭を撫でた。
「…あまり、連絡は取りたくないんだけどね」
景光は困ったように笑みを浮かべた。
景光だって、きっと潜入と同時に連絡先を絶ったはず。
「爆弾が仕掛けられている場所がわかったよ。…ただ、今から俺たちが向かうには流石に遠すぎるかな」
そう言った景光は、困ったような笑みを浮かべつつも、静かに携帯電話を取り出した。
それは最近見るものではなく、私が警察学校にいた時から使っているもので。
「組織に潜入する時、警察を辞めたって言って連絡を取らないようにしていたんだ。…でも、状況が状況だから、そんなことは言ってられないよね」
そして電話帳検索をかけたのか、その番号を見て優しく微笑んだ。
「俺の家族なんだ。生き残っている、たった一人の」
“もしもし、兄さん？”と電話口に向かって言葉を放つ彼を、私はただ見つめることしか出来なかった。
「…そうだよ。上田城。そこに爆弾が仕掛けられてる」
景光の言葉に、私と零で目を見開いた。
六つのコイン、それが示すのは六文銭だったのか…っ！！
「…じゃあ、犯人を推理しないとね」
「Aがいるんじゃ大丈夫だろ」
「ちょっと、零の方が賢いんだからそういうこと言わないでよ」
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いずみ - 夢主可愛い！😆 (2022年12月3日 12時) (
レス) @page4 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 朱雀さん» 初めまして！！コメントありがとうございます！遅くなりましたが、本日より更新を再開させていただきます！！ (2022年8月15日 20時) (レス) @page36 id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - 初めまして！いつも作品読ませて貰ってます！大学生大変だとは思いますが、8月頃からの更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2022年6月4日 4時) (レス) @page37 id: 41c6b13a4c (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - RIOさん» コメントありがとうございます！！自分のペースで少しづつになるとは思いますが、更新頑張りたいと思います (2022年4月27日 8時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - ふゆなさん» 初めまして！！コメント並びに応援ありがとうございます。まだまだ拙い所はありますが、これからもよろしくお願いします (2022年4月27日 8時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
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