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帝襟サンに絵心サンがこの二次選考についていろいろ話しているのを聞き流しながら、私は潔くんの選考の様子をうかがっていた。
「…お前、潔世一を見すぎだ」
「やだな、仕事はしてるよ」
いくら私でも、この技術だけを見る二次選考はみんなを均等に見ることはできない。私はあくまでも人間性をかぎつけるのが得意なのだ。
だから技術だけをみるこの二次選考では、全部プログラミングしたものに任せている。
…そう、私はあくまでも面白い人間に飛びつくだけだ。
「…あ」
「あっ、ちょ、平川さん…!」
帝襟サンに止められる声を聞き流しながら私は100本ゴールが終わった後の部屋へと駆け出す。
こんなにもオモシロイ子に出会えるなんて、思ってもいなかった。
やっぱり、持つべきものは
なんて思いながらその部屋の扉を開けると、糸師凛クンが目の前に立っていた。
「やァ、もう終わるなんて想像以上だよ」
「…うるせぇよ」
糸師凛クンの冷めた目に肩を竦める。
「君にとって、
「…さあ」
「そう」
キミが潔くんと会ったときにどんな反応を見せてくれるのか、すごく楽しみだよ
そう思いながら、潔くんのいる部屋からの出口を見ながら思わず微笑む。
「気持ち悪ぃな」
「うふふ、キミが好きになる子もきっと現れるよ」
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ぴよ(プロフ) - (´・ω・`)さん» 訂正ありがとうございます!直しますね (10月8日 12時) (レス) id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - すみません…確か蜂楽の一人称は「オレ」だったはず…。それはそうとして面白いです!さすがはブルーロックを支持するアナリスト…イカれてますね!! (2023年4月7日 0時) (レス) @page24 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 梨紗さん» こんにちは、コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます。作品の流れや色々との兼ね合いもあるので全てを訂正するのは難しいですが、ご意見参考にしたいと思います。 (2023年4月3日 21時) (レス) @page34 id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
梨紗(プロフ) - こんにちは!拝見させていただきました!冴の口調に違和感あるのと、蜂楽は潔のことを君付けではないので修正していたがいいかもしれません! (2023年4月2日 4時) (レス) @page13 id: 61c40d9cc6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます!すみません気づきませんでした…!!直ちに修正します。ご指摘ありがとうございました! (2023年1月6日 11時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
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