検索窓
今日:82 hit、昨日:423 hit、合計:51,670 hit

33. ページ34

.



帝襟サンに絵心サンがこの二次選考についていろいろ話しているのを聞き流しながら、私は潔くんの選考の様子をうかがっていた。



「…お前、潔世一を見すぎだ」

「やだな、仕事はしてるよ」



いくら私でも、この技術だけを見る二次選考はみんなを均等に見ることはできない。私はあくまでも人間性をかぎつけるのが得意なのだ。

だから技術だけをみるこの二次選考では、全部プログラミングしたものに任せている。

…そう、私はあくまでも面白い人間に飛びつくだけだ。



「…あ」

「あっ、ちょ、平川さん…!」



帝襟サンに止められる声を聞き流しながら私は100本ゴールが終わった後の部屋へと駆け出す。

こんなにもオモシロイ子に出会えるなんて、思ってもいなかった。

やっぱり、持つべきものは絵心サン(オモシロイお友達)だね!

なんて思いながらその部屋の扉を開けると、糸師凛クンが目の前に立っていた。



「やァ、もう終わるなんて想像以上だよ」

「…うるせぇよ」



糸師凛クンの冷めた目に肩を竦める。



「君にとって、青い監獄(ここ)は面白いのかい?」

「…さあ」

「そう」



キミが潔くんと会ったときにどんな反応を見せてくれるのか、すごく楽しみだよ

そう思いながら、潔くんのいる部屋からの出口を見ながら思わず微笑む。



「気持ち悪ぃな」

「うふふ、キミが好きになる子もきっと現れるよ」

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

←32.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
365人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴよ(プロフ) - (´・ω・`)さん» 訂正ありがとうございます!直しますね (10月8日 12時) (レス) id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - すみません…確か蜂楽の一人称は「オレ」だったはず…。それはそうとして面白いです!さすがはブルーロックを支持するアナリスト…イカれてますね!! (2023年4月7日 0時) (レス) @page24 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 梨紗さん» こんにちは、コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます。作品の流れや色々との兼ね合いもあるので全てを訂正するのは難しいですが、ご意見参考にしたいと思います。 (2023年4月3日 21時) (レス) @page34 id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
梨紗(プロフ) - こんにちは!拝見させていただきました!冴の口調に違和感あるのと、蜂楽は潔のことを君付けではないので修正していたがいいかもしれません! (2023年4月2日 4時) (レス) @page13 id: 61c40d9cc6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます!すみません気づきませんでした…!!直ちに修正します。ご指摘ありがとうございました! (2023年1月6日 11時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴよ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年3月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。