3.訂正しました ページ4
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青い監獄プロジェクト。
それは私が今最も楽しみにしているイベントの一つである。
そう、だから今私がいたい場所はこんな記者会見場じゃない。
「たった一人のために、他の299人の人生が─────」
「そもそもそんな人にはチームスポーツなんて─────」
今の常識に囚われた面白くないことばかり言う大人たち。
その言葉で何人もの天才になり得た人達を潰してきたことを、きっと知らないのだろう。
そして見出しには【惜しくも敗れる】って書くんだよ。自分たちが丁寧にその芽を摘んでるくせに。
「帝襟サン、何か言わなくていいの？」
「っその、平川さんからお願いできませんか？」
「うーん…面白くなさそうだからやりたくない」
帝襟さんは“ですよね”なんて苦笑いを浮かべた。
こんなイイコそうな人があんなに破壊的な企画を思い浮かべるんだから人間ってオモシロイ。
「言いたいことが無いわけじゃないけど」
「本当ですか？！」
「だからといって私からは言いたくない」
帝襟サンはうっと目を逸らした。
私の言葉を代弁なんてきっと彼女には出来ない。絵心サンでさえやりたくないだろうな。
「…でもこんなにオモシロイ企画を潰すのは絶対避けたいから任せて。一言で鎮めてやる」
にィィと笑うと、彼女は少しだけ困ったように目をそらす。
私はあくまでもいちスタッフとしてここに参加していたけど、きっと絵心サンは私が動くなんて思ってもないだろう。
サッと立ち上がって私はマイクを手に取った。
「よくある勇者ものの話の勇者って、被害が出てから闘いに行きますよね。今回のプロジェクトはいわゆる勇者を生み出すためのもの。それ以前に被害が出るのは、当たり前です」
それだけ告げると私はニヤリと笑いながら、マスコミに向かって一言告げた。
「大体やる前からもし失敗したら、なんて考えてたってイミないじゃん。アンタらはやらずに後悔するよりやって後悔しろって言うくせに、自分たちの常識から逸脱するものはやらせない…自分勝手だねェ。だから面白くないんだよ」
マスコミが黙ったのを見計らって、帝襟サンを連れ出してその場から立ち去った。
“へぇ…？”と呟く一人の天才には、気がつけなかった。
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ぴよ(プロフ) - (´･ω･`)さん» 訂正ありがとうございます！直しますね (10月8日 12時) (
レス) id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
(´･ω･`) - すみません…確か蜂楽の一人称は「オレ」だったはず…。それはそうとして面白いです！さすがはブルーロックを支持するアナリスト…イカれてますね！！ (2023年4月7日 0時) (レス) @page24 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 梨紗さん» こんにちは、コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます。作品の流れや色々との兼ね合いもあるので全てを訂正するのは難しいですが、ご意見参考にしたいと思います。 (2023年4月3日 21時) (レス) @page34 id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
梨紗(プロフ) - こんにちは！拝見させていただきました！冴の口調に違和感あるのと、蜂楽は潔のことを君付けではないので修正していたがいいかもしれません！ (2023年4月2日 4時) (レス) @page13 id: 61c40d9cc6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます！すみません気づきませんでした…！！直ちに修正します。ご指摘ありがとうございました！ (2023年1月6日 11時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
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