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次のチームYとの試合、潔くんはその片鱗を見せた。
相手の夢を、要を、潰すことへの快感───────。
「ん〜っ！潔くんやっぱり最高に面白いね！！」
そして中学生が体育でやるようなサッカーを彼らはやらない。
勝つための最善をとっている。
…それが、まぁ面白いかどうかは別として。
「…おい、まさかとは思うが…」
「無理無理、あんな面白いもの魅せて貰ったらさ、行くしかないじゃん？」
絵心さんがため息をついた。
「…お前の嗅覚だけを頼れと言ったのは俺だしな…行ってこい」
「はぁい。」
絵心サンに空返事すると、私は彼らのいる伍号棟に向かう。
「振り返りでもしてるの？」
「「っ！！」」
私の声に勢いよく振り返ってきた二人。
潔くんと…確か、千切くん。
「…平野、だっけ」
「平川です。覚えてくれると嬉しいな」
千切くんは視線をディスプレイに戻すと、私に声をかけてきた。
「…お前は、なんでそんなにやれるんだよ」
「やれるって何を？」
「自分勝手を、にきまってんだろ」
千切くんは私に目もくれずに続ける。
潔くんは呆然と私を見つめてきた。
「…まァ、君の過去はわかってるけどさ」
「…っ、お前に何が…ｯ！！！」
千切くんが私を怒りに染った目で見てくる。
「それに今の君は面白くないから、あんまり話したくないんだけど？」
「…っ」
一瞬でその目に滲んだ怒りが冷えていくのが見て取れる。
「私に何か言いたかったら面白くなりな。話はそこからだから」
“じゃーね、潔くん”
そう呟いて2人に背を向けながら手を振る。
「…っ、何しに来たんすか…」
「潔くんのゴールを見に」
「アンタなら死ぬほど見られるだろ」
確かに。なんて人差し指の先を下唇に合わせながらつぶやく。
「強いて言えば、面白そうな匂いがしたから、かな？」
潔くんは半ば呆れながら“そーかよ”と呟いた。
嫌だな、私にとってその匂いは腹ぺこのライオンの前にステーキを差し出すのと同じくらいの感覚だと言うのに。
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ぴよ(プロフ) - (´･ω･`)さん» 訂正ありがとうございます！直しますね (10月8日 12時) (
レス) id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
(´･ω･`) - すみません…確か蜂楽の一人称は「オレ」だったはず…。それはそうとして面白いです！さすがはブルーロックを支持するアナリスト…イカれてますね！！ (2023年4月7日 0時) (レス) @page24 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 梨紗さん» こんにちは、コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます。作品の流れや色々との兼ね合いもあるので全てを訂正するのは難しいですが、ご意見参考にしたいと思います。 (2023年4月3日 21時) (レス) @page34 id: 2be1d38fed (このIDを非表示/違反報告)
梨紗(プロフ) - こんにちは！拝見させていただきました！冴の口調に違和感あるのと、蜂楽は潔のことを君付けではないので修正していたがいいかもしれません！ (2023年4月2日 4時) (レス) @page13 id: 61c40d9cc6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます！すみません気づきませんでした…！！直ちに修正します。ご指摘ありがとうございました！ (2023年1月6日 11時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
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