ななもり。編 第2話 ページ3
『(まずいっ・・・・・―――!!!)』
パシッ。
『…?』
俺の身体は、階段にへたり込む形で座っていた。
いや。
座っていたというより、左の脇から誰かの手が伸びていて、俺を抱え込むような形になっていたのだ。
?「大丈夫でしたか?」
突然、俺を抱えている男性から声をかけられた。
糸目で眼鏡をかけている。
大学生位だろうか。
『え…?あ、はい・・・・・。』
沖「無事で良かったです。」
『ありがとうございます!助けてくれて…。』
そこまで言いかけた時、俺はとある事に気づいた。
その大学生が買ったであろう、タオルやらブラシやらがそこら中に散乱していた。
『(まさか、俺を助けた時に・・・・・。)』
沖「…?どうかしましたか?」
『いや…、すみません!!俺が周りを見なかったばっかりにこんな…。』
沖「いえ。私も少々ボーッとしておりましたので。過失の割合は
そう言うと、大学生が散乱した商品をバッグへと戻していた。
慌てて俺も「手伝います!」と言って、拾い始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
沖「すみません…。手伝ってもらってしまって…。」
『いえいえ。ぶつかってしまったのは俺の方でしたし…。』
沖「良いんですよ。…とにかく、ありがとうございました。…おっと。忘れていました。…どうぞ。」
大学生が渡してくれたのは、俺のバッグだった。
買った物がしっかりと入っている。
そういえば、名前を聞いていなかったな…。
『あのっ…!』
あれっ…?
『いない・・・・・。』
俺がほんの少し目を離した隙に、大学生はどこかへと消えていた。
『不思議な人だったなぁ・・・・・―――。』
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緋桜ひよ子(プロフ) - 朱音@とれめいさん» ありがとうございます!今は、新しくマフィアパロを始めてみました!もしよければそちらも見て頂けると嬉しいです…! (2021年11月5日 15時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - 新作待ってる!((o(^∇^)o)) (2021年11月5日 7時) (レス) id: 06b52c3368 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子(プロフ) - ぬおおおお!!5400hit突破だああああ!ありがとうございます!!! (2021年11月1日 21時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子(プロフ) - 雪月花さん» ふおぉぉ!雪ちゃんありがとー!!((こら勝手になれなれしく呼ぶな。頑張るよー!!('ω')ノ (2021年10月26日 21時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - ひよちゃん!?遅れた!完結おめでとう!!今回も予想より遥か上の面白さ。期待以上!!楽しんで読んでたよ。第一作品目からずっと読んでるけどすごく一個一個の表現が綺麗だし、ストーリーがすごく面白い次の作品も楽しみにしてるね!!これからも頑張って!!! (2021年10月26日 20時) (レス) @page15 id: 1bfe2081c7 (このIDを非表示/違反報告)
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