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お父さんとお母さんの話を信じられなくなった私は
真実を知るために夜中にお父さんの書斎を覗いた
中からはお父さんとお母さんの声がした
なんだ普通に仲良しじゃん
ドアノブにぐっと力を入れて部屋に入った
それは望んでいた結果ではなかった
『おか、さん?』
ぐったりと倒れているお母さんの口の端から血が滲んでいた
お父さんは無理矢理胸ぐらを掴んで起こしていた
お母さんの細い腕には夥しい数のアザ
私は全てを悟った
お父さんは日常的にお母さんをこんな風にして
片方がいないのはお互いが顔を合わせてしまえば
私の前で殴らないようにするためだったんだ
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ライオンてて(プロフ) - 実在する人物のためオリジナルフラグを外してください。最低限のルールを守ってください。違反になります。 (2017年12月16日 8時) (レス) id: a7ca62f274 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2017年12月9日 21時