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▷翔太side
咲良「あれ？翔太くん、どうしたの？」
「会いにきた」
咲良「嬉しいっ…！！」
駆け寄ってこようとする咲良の前に腕を伸ばす。
「ストップ。それ以上は来ないで」
咲良「近寄らないと話せないよ？」
「いいの。俺すぐ戻るから学校に」
咲良「………わかった」
大学前で何やってんだよって話だけど。
じろじろ見られてるけど、別にいい。
「俺めっちゃ咲良のこと好きだったの。んで、めっちゃ傷ついて、へこんで。でも正直また会えたのも嬉しかった」
咲良「…翔太くん」
元気そうで良かった、本当に。
今も咲良の横に俺がいたらどうなってただろうとか、そりゃもう色々考えたけど。
咲良のことを、きっと好きだっただろう、大切にしてただろう過去の俺は。
今も、あの時の気持ちやときめきは忘れてはいない。
「俺ね、出会っちゃったんだよね。すっごくすっごく心があったかくなる人に」
「あー、この人のそばにいれたらいいなって。ちょっとの時間だけでもいいから、この人と一緒にいたいなって、そう思える人に」
「だから。俺、咲良とはやり直さない。その人のことだけ思うことにしたから」
少しだけ、切なそうに揺れる咲良の目を見て心が痛くなった。
咲良「翔太くん、その人、すごく素敵な人なんだろうね」
「んー、素敵ってか、もう天使だね」
咲良「相変わらず翔太くんの表現わかりにくいんだから。笑」
.
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咲良「こめんね翔太くん。振り回すようなことして、ごめんなさい」
「いや。まぁ、気分転換にでもカフェきてよ。…彼氏と」
咲良「っ、うん！！行く！！！」
咲良のことで悩んだ数時間の間、頭の片隅にいたのはまぎれもなくAちゃんで。
目黒のこともよぎったし、照にも追い討ちかけられて、パニックもいいところだった。
「いちごオレ…」
俺だっていちごオレ好きじゃないよ、目黒。
Aちゃんが好きだから、俺も好きになったの。目黒とおんなじ理由。
『渡辺くんもいちごオレ好きなの？私と一緒だね』
Aちゃんからの、そのたった一言だけで、俺浮かれちゃって。
ふっかに頼まれたジュース買いに行って、間違えてボタン押しちゃっただけなのに。間違えていちごオレ買っちゃって、そんで思いがけずときめいて。
俺って本当に単純だなって思った。
あぁ、すっごくすっごく、Aちゃんに会いたいな。
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ぴよまる(プロフ) - あぴいさん» ありがとうございます…！3Bってほんとに可愛くて…。たくさんの中から見つけてくださって、ありがとうございます！最後まで頑張りますので、待っていてください◎ (2021年1月28日 9時) (
レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
あぴい - お話拝見させてもらっています！チャラめな高校生の3Bにキュンキュン止まりません(T . T)幼なじみの康二も…最高です！これからも応援しています！頑張ってください^ - ^ (2021年1月28日 5時) (レス) id: 6fa25682e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいですっ！読んでくださってありがとうございます！ぜひ渡辺くんを見守ってあげてください！ (2021年1月24日 23時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 気になって、一気読みしてしまいました！！ドキドキキュンキュンが止まりません！これからも更新、たのしみにしています！！ (2021年1月24日 8時) (レス) id: 6e1d4e84cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよまる
| 作成日時：2020年3月5日 14時
