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▷つづき
飲み物を買ったけど、どうやって渡そうとか、何て言って渡そうとか、色々考えながら学校に戻ってきた。
「あれ、渡辺じゃん。珍しい〜」
「岡田じゃん」
「先生付けなさいバカタレ」
帰るところの岡田に遭遇した。
去年副担だった時が懐かしい。ふっかが遅刻したら玄関あけてあげないとか、いろいろあったなぁ〜
「こんな時間までご苦労だね〜、あれでしょ、図書の入れ替え作業」
「そうっす。めっちゃ大変で、でももう終わるかな」
もう一回ご苦労様、と言われたけど、全く気持ちはこもってない。
むしろ俺が仕事をしてるのをちょっとだけいじってる。
「何それ、阿部たちへの差し入れ？」
「差し入れってほとじゃないけどね」
ふーん、と言って岡田は俺の袋の中身を見る。
「あ、そういえば、今から向井先生のところ行くんだった〜」
中身を確認して、にやっと笑って言ってきた。
え、何こいつ、エスパーか何かなの？
「………、これ、渡しといて」
「仕方ないなぁ〜。明日の小テスト満点ね」
「鬼かよ」
慌てて付箋に、おつかれさまって書いて袋ごと渡す。チョコはもういいや。またいつか買うことにする。
阿部の飲み物を持って図書館に戻る。
ほとんど作業が終わっていて、帰る支度をしているところだった。
.
.
.
阿部と久しぶりに2人で帰る。
阿部とはクラスが違うから、体育祭の種目何に出るのかとかお互いの情報交換。
阿部「あれ、あの子…」
「ん？阿部の知り合い？」
阿部「いや。たぶん翔太だと思うけど…苦笑」
帰り道に女の子がいた。多分後輩。
こんな時間まで待ってたんだな〜阿部のこと、と思ったら、その子の待ち人は俺だった。
阿部は変に気を遣って、先に帰った。
取り残される俺らめっちゃ気まずい……
「えっ、と。とりあえず、歩きます、か？」
「あ、はい！すみません…」
後輩の女の子と並んで歩きながら、Aちゃんと一緒に帰った日のことを思い出した。一緒にというか、ほぼ強引にだけど。
そんなに時間が経ってないのに、もうその時間が恋しい。ちょっとでいいから、またこの間みたいな時間が欲しい。
「私、翔太先輩のこと好きです」
「えっ、がち？それ」
「はい。私、本気です」
普通は、嬉しいと思う。
好きと言われたら、幸せ者だと思う。
だけど、俺は嬉しくなかった。
本気です、と言われた瞬間に、頭の中に浮かんだ人がいたから。
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ぴよまる(プロフ) - あぴいさん» ありがとうございます…！3Bってほんとに可愛くて…。たくさんの中から見つけてくださって、ありがとうございます！最後まで頑張りますので、待っていてください◎ (2021年1月28日 9時) (
レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
あぴい - お話拝見させてもらっています！チャラめな高校生の3Bにキュンキュン止まりません(T . T)幼なじみの康二も…最高です！これからも応援しています！頑張ってください^ - ^ (2021年1月28日 5時) (レス) id: 6fa25682e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよまる(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいですっ！読んでくださってありがとうございます！ぜひ渡辺くんを見守ってあげてください！ (2021年1月24日 23時) (レス) id: c96c855ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 気になって、一気読みしてしまいました！！ドキドキキュンキュンが止まりません！これからも更新、たのしみにしています！！ (2021年1月24日 8時) (レス) id: 6e1d4e84cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよまる
| 作成日時：2020年3月5日 14時
