blue 240 →another side □ ページ46
〜side加藤〜
バイトの日 Aが突然 弁当を作ってきた。
朝会ってすぐに 躊躇いながら差し出された弁当を見て、俺の為に早起きして頑張ってくれたんだろうなと思うと嬉しくなった。
昼に弁当を開き中身を見た瞬間、俺の想像は現実となって脳裏に浮かび上がった。
不器用に詰め込まれた数種類のおかずは、初めて作りましたと言わんばかりの出来映えで、思わず笑みが溢れてしまった。
あいつの”初めて”を初めて俺が奪った気分。
口に運ぶと 見た目はイマイチな卵焼きから幸せな味が口の中に広がった。
手作り弁当ってこんなに旨いんだ。
好きな人が作ってくれたからかな？
料理上手な舞が作ってくれたオシャレな料理より、Aが作ってくれた不恰好なこの弁当の方が美味く感じるって、俺、相当Aに惚れてるな……
その日の帰り Aを家まで送ろうと、俺のマンションの前を通り過ぎようとした時、急に繋いだ手に力が加わってきた。
ん？？
コレはあいつのいつもの合図なんじゃね？
「んー ちょい寄ってく？」
確認するように聞くと
『うん！』
隣から直ぐに弾んだ声が聞こえてきた。
やっぱり(笑)
ほんとにこいつは(笑)
「ホントわかりやすい奴(笑)」
『だって……まだ 一緒に居たいんだもん///』
真っ赤に照れながらそんな風に言われたら 男冥利に尽きるわ。
Aの手を引き部屋に連れて行った。
部屋に入りすぐに 弁当箱を返す。
「弁当(笑)サンキュー」
『やっぱり笑ってるー！！
お昼も井ノ原さんとめちゃめちゃ笑ってたし
傷つく〜(涙)
作るんじゃなかったよ(涙)』
そう言ってAは悲しそうな顔をして見せた。
「んだよー！！
そんな顔すんなよ。
この弁当 旨かったけど？
超嬉しかったし……」
そう言って強引にAを抱きしめた。
『だって 芸術的って言ってたし。
無理して食べてくれたんでしょ？』
俺の腕の中で いつになく卑屈になってるAを抱きしめる力を強くする。
「無理してねぇし。
また食わせてよ
お前の手作り弁当」
『ホント？』
そう言って、若干うるんだ瞳で俺を見上げてきたAにドキドキする。
やべぇな、俺の理性が切れそう。
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ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - しあテテさん» おはようございます(*´∀｀)めっちゃ嬉しいコメントありがとうございます！期待に添えるように頑張ります！ (2015年11月5日 6時) (
レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - ピヨ（・8・）かみやさん» ピヨかみやさんの作品本当うちの中でどれもヒットでｗ大好きなんですよｗ＾＾こちらこそありがとうです＾＾ (2015年11月4日 22時) (レス) id: bef1a09179 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - みずりんさん» みずりんさんこんにちは〜(*´∀｀)結末は考えてあるんですけど、中々たどり着けないんですよ〜σ(￣∇￣;) (2015年11月4日 16時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - 豊橋つむぎと申すさん» ありがとうございます(*´∀｀)Part6になってもよろしくお願いします(*´∀｀) (2015年11月4日 16時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - しあテテさん» 6行きます（笑）しあテテさんにコメ頂いてから CANDYを読み返してきました〜(*´∀｀)初心に戻れそうです！ありがとうございます(*´∀｀) (2015年11月4日 16時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピヨ@かみや
| 作成日時：2015年6月11日 22時
