○＊インディゴ ブルー＊○Part5【名前変換】

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お店に移動して 貴久の誕プレを選び始めたシゲくん。






機嫌良く話しかけてくれるけど、なんとなく上の空になってしまった私。





シゲくんの買い物が終わり




加藤「そろそろ 飯食う？」




そのままグルメストリートへ向かい、イタリアンのお店に入った私達は 取り留めの無い話をしながら食事をして、ショッピングモールを出た。




彼は食事中はもう 美雨さんの話を一切しなかった。



私に気を遣ってか、美雨さんと会えた事を大切にしたいのか、逆に余計な事考えちゃうよ。









加藤「じゃあ 送るよ」







もう お別れなの？







私、シゲくんと二人で居ることに欲張りになってるのかな？







まだ 帰りたくないって思ってしまう。








ましてや、さっき シゲくん美雨さんと会ったんだよ？？








1人になった時 シゲくんは どっちの事を考えるの？？







こんな想いを抱いたまま離れたくないって思ってしまう。





私は立ち止まり、俯いたまま ぎゅっと繋いだ手に力を入れた。





私の異変に気付いたシゲくんが顔を覗き込み聞いてくる。




加藤「A？ どうかした？」





『…………りたくない』




加藤「ン？」





『まだ……帰りたくないよ』





私の顔を覗き込んできたシゲくんが一瞬困った顔になった。





加藤「あんまり 遅くなるとマズイっしょ？」





わかるよ、シゲくんの言いたいことは。





紳士に対応してくれてるだけなのに、私、凄く困らせてるね。






私の事を考えての行動ってわかるんだから、帰りたくないなんて言わなければ良かった……





『そうだよね……ごめんね？』





そう言って歩き出そうとした私の手を、彼が引き寄せた。





加藤「時間……」




『ん？』




加藤「大丈夫なの？」





さっきイタリアンのお店を出る時 19時をちょっと回ったところだった。





『うん……まだ大丈夫』





加藤「じゃあ もうちょい 一緒に居る？」





『うん』





ワガママだってわかってるよ。でも まだ離れたくないの。





加藤「うち……くる？」





『え……///』





モール内でプラプラするのかと思ったら、いきなり”うち来る？”なんて言うから、予想外のお誘いに無意識に顔が熱くなる。




そんな私を見て




加藤「おまっ///バカっ！バカっ！！
お茶してく？って事だし。
何もしねぇし///」




慌てながら弁解するシゲくんも真っ赤だった。

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