blue 210 ページ16
”明日 恵子付きあってくれるって。
17時過ぎに行くね？”
そう貴久に送ったあとすぐにシゲくんに電話をした。
彼に いろんな不安を払拭して欲しくて。
加藤「もしもし？なんかあった？」
コール2回
すぐに出た彼の声に モヤモヤと抱いていた不安が少しずつ消えていく。
『ううん。声 聴きたくて』
シゲ「そか(笑)
なんか こういうのもいいもんだな」
『ん？？ こういうのって？』
加藤「用なくても 声聴きたくて電話くれるとか？」
『あ、ごめんね？用なくて……』
加藤「なんで謝んだよ？(笑)
嬉しいっつってんだろ？(笑)
正直今までの恋愛では そういうの めんどくさいって思ってた。
束縛とか 嫉妬とかもしたことなかった。
多分本気で好きになろうとしてなかったんだろうな 俺」
彼のひと言ひと言が、私をこんなにも幸せな気持ちにしてくれる。
『それって ……私が特別って思ってもいいの？』
加藤「んー？どうかなー？(笑)」
『あー酷いー(笑)』
加藤「うそ うそ(笑)
俺にとってAは特別だよ」
私も早くシゲくんの事だけ考えてたいよ。
首元の彼が付けたシルシにそっと触れる。
『うん///よかった』
加藤「あ、そう言えば さっき増田に電話したよ」
え……そうなんだ。
確か貴久から来たメールに返事出来てないって言ってたもんね……。
どんな会話したんだろ……気になる。
加藤「内容気になる？」
うっ。見透かされてる。
『気にならないって言ったら嘘になるよ』
正直に言うと
ちゃんと教えてくれる。
加藤「礼言われたわ。
感謝される立場じゃねぇのに」
ズキンっ……
加藤「仲直り出来たのは俺のおかげだってさ
つか、俺の所為で増田 悲しむんだなってちょっと実感したわ。
でも もう 戻れねぇから
増田を傷付ける覚悟を決めなきゃな」
シゲくんの所為じゃない。
全部私が悪いんだよ。
私があなた達の関係を壊そうとしてる。
さっき消えた不安が今度は罪悪感に形を変えて蘇ってきた。
『ごめんね……』
胸が苦しくなる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 384人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - しあテテさん» おはようございます(*´∀｀)めっちゃ嬉しいコメントありがとうございます！期待に添えるように頑張ります！ (2015年11月5日 6時) (
レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - ピヨ（・8・）かみやさん» ピヨかみやさんの作品本当うちの中でどれもヒットでｗ大好きなんですよｗ＾＾こちらこそありがとうです＾＾ (2015年11月4日 22時) (レス) id: bef1a09179 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - みずりんさん» みずりんさんこんにちは〜(*´∀｀)結末は考えてあるんですけど、中々たどり着けないんですよ〜σ(￣∇￣;) (2015年11月4日 16時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - 豊橋つむぎと申すさん» ありがとうございます(*´∀｀)Part6になってもよろしくお願いします(*´∀｀) (2015年11月4日 16時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - しあテテさん» 6行きます（笑）しあテテさんにコメ頂いてから CANDYを読み返してきました〜(*´∀｀)初心に戻れそうです！ありがとうございます(*´∀｀) (2015年11月4日 16時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピヨ@かみや
| 作成日時：2015年6月11日 22時
