fake 180 ページ30
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ある日を境に ピタリと来なくなった 上川さん。
祐子に聞くと
祐子「あ、急な新商品開発の依頼が来て、企画書書くのに忙しいみたい。」
って言ってた。
私がここに居る間にも
みんなの生活は普通通りに動いてるんだ。
早く退院して 私も元通りの生活に戻りたいよ。
私の元通りの生活？
ふと ぼんやりと 浮かぶ 誰かの姿。
誰なんだろう、、、
私 とても大切な人を忘れてる気がする。
相変わらず 午前中現れる 剛くん。
今日は手に 飴以外の何かを持って現れた。
「コレ 作ったんだけど
病院食ばっかりじゃ 味気ないと思って。」
”見ていい？？”
見ると コロッケの様な物が入っていた。
”スップリ？コレ！美味しいよね！”
あれ？
スップリ？って何だっけ？？
いきなり自分の中から出てきた言葉に戸惑う。
しかも 美味しいって。
私 食べたことないじゃん(笑)
無意識のうちに剛くんに気に入られたくて 話し合わせてるのかな？？
剛くんに気に入られたい？？
えーー？！
ひょっとして
私 剛くんの事
好きになっちゃったの？？
急に顔が赤くなるのがわかる。
「あれ？顔 赤いな。 熱あるんじゃねぇの？？」
そう 言って 私のおでこに 自分のおでこを くっつけてくる 剛くん。
めちゃくちゃ近くて 心臓おかしくなりそう。
その時 鼻を掠めた香り。
なんだか 凄く 懐かしい匂いがした。
”大丈夫。”
慌てて 紙に書く。
”後でいただくね？”
そう 言って スップリを脇のテーブルに置こうとした時
いきなり 手を掴まれた。
えっ？
そのまま 私の手をかざし
自分の手も並べてかざす。
指に光る お揃いのリング。
いつか 見たことのある この光景。
それが いつなのか
誰となのか
全然思い出せないけど
パッと交わる 彼との目線。
私は無意識のうちに 目を閉じた。
唇に伝わる 彼の温もり。
うるさく動き出す私の心臓。
私 やっぱり
剛くんの事好きなんだ。
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えくれあ(プロフ) - ホント!?あれ大好きなの！…まぁ、まっすーがものすごく可哀想なんだけど…(笑 (2015年11月8日 22時) (
レス) id: 253b13a1a8 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - えくれあさん» えーσ(￣∇￣;)大丈夫？（笑）今晩あたりインディゴ6に移行するよ！ (2015年11月6日 18時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
えくれあ(プロフ) - ピヨ（・8・）かみやさん» おかげでＰＣ禁止されそう…（焦 (2015年11月6日 17時) (レス) id: d93ff7f3c3 (このIDを非表示/違反報告)
えくれあ(プロフ) - ピヨ（・8・）かみやさん» 二時間ずっと読んでたからね（−ｖ−）Ｖ (ドヤ (2015年11月6日 17時) (レス) id: d93ff7f3c3 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - えくれあさん» あ、読むの早いね（笑） (2015年11月5日 18時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピヨ@かみや
| 作成日時：2014年10月30日 21時
