☆Candy Of Magic☆【名前変換】final (ページ22)

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たまたまその日同じくコンクールに出る一つ上の先輩が

”一緒に勉強しようかな”

って言って

2人で閉店後の店内で勉強していた。

その時

店の外から視線を感じ

窓の外へ目をやると

あ？

A？？

一瞬目が合い

悲しい顔をした Aはそのまま振り返り走り出した。

キキーっ！

と言う音が聞こえてきて

嫌な予感がし

慌てて俺は店の外へ出る

そこには

血を流し倒れているAの姿が。

「Aっ！！！！」

俺が駆け寄ると同時に駆け寄る1人の男性が。

あれ。。

この人。

？「早く救急車を！！」

促されるまま救急車を呼ぶ俺。

？「自転車にぶつかったんだよ。

相手の自転車逃げたな。

君ひょっとして安西の彼氏？」

「あ、はい。あなたは？」

？「彼女の上司の上川です。

彼女ストーカーに遭っててかなり精神的に追い込まれてたから。

今日心配で後をつけてきたんだよ。」

は？

ストーカー？？

聞いてねぇよ。

そこへ救急車が来た。

俺は先輩に事情を話し Aと一緒に救急車に乗って病院へ。

すぐに救急病棟に運ばれたA。

なんで

なんでこんな事に、、、。

待合室で待つこと1時間。

呼ばれた俺は医師から衝撃の事実を聞かされる。

医師「命に別状はありません。

脳波も正常です。

ただ

残念ですが

お腹の子は助けられませんでした。

お腹に強い衝撃があった様で、左の卵巣にかなりの損傷が。

機能しなくなった可能性が高いです。

ただ、可能性がゼロではないんです。

摘出するかしないかはお任せします。」

は？？

お腹の子？？

どういう事？？

あいつ

妊娠してたのか？？

つか、卵巣の損傷って、、、。

「それは、、、

この先妊娠は望めない事ですか？」

医師「それは大丈夫です。

確率は減りますが右の卵巣は無事でした。」

病室に入ると

ベッドに横になり

まだ目を覚まさない A。

ごめんな。

自分の事しか考えてなかった俺

最低だわ。

後悔に苛まれる。

ストーカー？

妊娠？

全然しらねぇよ。

なんだよ。

なんで言ってくれなかったんだよ。