相性 �� ページ25
〜side A〜
鍵を開けると
私から抱き枕を奪いながら
中へ入って来たシゲ。
「使ってくれてるんだ？(笑)」
『うん。
触り心地良いよ
抱き心地も』
ソファに抱き枕を置き
ソファの前に立って
「チンアナゴも良いけど
俺の抱き枕はやっぱり」
そう言いながら両手を広げて待つシゲ。
躊躇いながら シゲの前に立つと
手を引かれ 抱きしめられた。
『仕事……良いの？』
シゲの胸の中で聞く。
「だって あのまま書いても浮かばねぇもん
あんな会話の途中で切られたら、また誰かさんが1人でウダウダ考えてるんじゃないかって、気になって 無理っしょ
電話出ねぇし、こりゃ重症だわ みたいな？」
あの後すぐに出て来てくれたんだ……
『……ごめんね
頭ではわかってるんだけど
なんか 自分が嫌になるよ
もっと寛大になりたい』
「そ？ 寛大な方だと思うけど？
だから たまに 発信される 信号をすぐ察知しねぇとって思うわ。
んで？
Aちゃんは
キスシーンしてきた相手に嫉妬してるの？(笑)」
ちょっとふざけ気味に聞いてきたシゲの 私を抱きしめるチカラが強くなった。
『嫉妬って言うか……
シゲがキスは相性だと言ってたから
気になっちゃって……
私 シゲみたいに色んな人とキスしてきてないから 正直 相性とかわかんないもん…』
「いろんな人と キスしなくて良いから。
俺といっぱいしたら良いから」
そう 言うと 私をシゲから離し
肩を持ち ゆっくり シゲの顔が近づいてきた。
瞳を閉じると チュッと 優しく重なる唇。
鼻先が触れる距離でシゲが囁く。
「初めて Aとキスした時の事覚えてる？
お前がうちの近くで ずぶ濡れで待ち伏せしてた日。
俺 あの日のキスが1番記憶に残ってるよ。
ドラマのどんな感動的なキスシーンより 記憶に残ってる。
めちゃくちゃドキドキしたし
めちゃくちゃ 気持ちよかった」
そう言うとまた重なる唇。
唇が離れると もう一度抱きしめられた。
「これからも 仕事でキスシーンとかあると思うけど
アレに勝てるキスなんて無いから。
不安になんなよ」
抱きしめられて感じるシゲの鼓動で安心する。
決して 私を慰める為に言ってくれてる訳じゃないって思えたから。
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ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - 綾野風里さん» 沢山読んでいただいて感謝でしかありません（ ; ; ）ありがとうございます(^^) (2016年12月5日 18時) (
レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
綾野風里(プロフ) - 初コメント失礼します。シゲさんが可愛すぎて死にそうです。ストーリー自体も凄く面白かったです。 (2016年12月4日 13時) (レス) id: acf8da992b (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - まいまいさん» まいまいさん初めまして〜（≧∇≦）マジですか？！シゲ好きになって貰てめちゃくちゃ嬉しいです！！もっともっと好きになって貰えるように頑張ります〜（≧∇≦）コメントありがとうございました！ (2015年7月18日 5時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - はじめまして。ピヨ？さんのお話を読んでシゲを好きになっちゃいました。シゲカワイ〜。 (2015年7月18日 0時) (レス) id: 63cfc0e0af (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - みずりんさん» ありがとうございますー(｡-_-｡)久しぶりにシゲの話書いて楽しかったです（笑）ちょっと初心を思い出しました（笑）コメントありがとうございました（≧∇≦） (2015年7月12日 5時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピヨ@かみや
| 作成日時：2014年9月13日 16時
