肆 ページ5
「「お館様の御成です。」」
すぐに一番端っこで膝をつく。
さっきまで一人ぼっちだった冨岡さんの隣ね。
「顔ぶれが変わらずに半年に一度の柱合会議を迎えられたことを嬉しく思うよ。」
「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。」
不死川さんがそう挨拶をすると少年が動揺した。
そりゃぁ驚くよね。
不死川さんが何やらいろいろ言っている。
「驚かせてしまって申し訳なかった。炭治郎と禰豆子の事は私が容認していた。」
「そして、皆んなにも認めてほしいと思っている。」
その言葉から柱それぞれが意見を出す中、元柱の鱗滝さんからの手紙が読まれる。
「... もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は竈門炭次郎及び鱗滝左近次、富岡義勇が腹を斬ってお詫びします」
あぁ。
この子達は綺麗だ。
さっきから見ていて炭治郎君は禰豆子ちゃんを助けようと行動しているし、
何より命をかけている。
鱗滝さん、富岡さんも含め。
許す、許さないではなくて、信じてみよう。
偉い立場でもない私はそう思った。
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あずき。(プロフ) - つばきさん» ありがとうございます!! (2019年11月8日 19時) (レス) id: 649f8509af (このIDを非表示/違反報告)
つばき - 面白い! (2019年11月7日 7時) (レス) id: 7c96c23d45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずき。 | 作成日時:2019年11月4日 19時