両想いという名の片想い【番外編】 (ページ13)

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・6話ページ13

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朝のHRが終わって1時間目の支度をしていると
ツンツンと肩をつつかれた

まーちゃんは休みのはずなのに、誰だろ？

振り返ると、ぷにっと頬に指を刺された。

「おはよ、ほっぺやらかいね」

「お、おはよう」

んふふと笑いながら私の頬をつつき続ける二宮は、後ろの席に座って身を乗り出していた。

まぁ、こんな事するのはまーちゃんか二宮くらいだもんな。

「そういえば、相葉さん今日休みなの？」

「うん、風邪ひいたんだって」

「えっ、なんとかは風邪ひかないんじゃ……」

二宮が結構失礼なこと言うから、ふはっと吹き出して笑っていれば

「ふふ、やっと笑った。朝からずぅっと寂しそうだったもん」

よかった〜なんて言うから、朝からずっと見られてたのかと思うと恥ずかしい。
そんなことないだろうけど、二宮ならやりそうなんだもん、侮れん……。

二宮は昼放課までの放課の時間いつも私の所に来てくれて後ろのまーちゃんの席に座って面白い話とかをしてくれて、心配かけちゃったなぁって反省。

そんなに表情に出てたのかな……？
あ、お昼ご飯、誰と食べよう
智くん、起きてるかなぁ？

そんな事考えてたら私の机の上にぼんっと弁当が置かれて、見上げればニコニコと笑う二宮がいて

「翔ちゃん、一緒に食べよう！」

ポカンと間抜けな顔をしているであろう自分の手をガシッと掴んで、

いや、だからあんたのその細い腕のどこにそんな力があんのよ

教室を出ていこうとする二宮に慌てて自分の弁当を持ってついていく。