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55「哲さん…」
1 「なん?」
55「ももちゃん、ずっと膝から離れないんですけど」
お二人の会話を聞いて分かったと思うけど、私は今ムネくんのお膝の上でくつろいでいるところなの
だって、ムネくんのお膝って座り心地がいいんだもん
あたたかくて、やさしい匂いに包まれて しあわせな気分〜
これは離れたくないよね
それに…
朝のお掃除中のテツトくんの「これが可愛い女の子のながーい髪の毛やったらな〜」に少しカチンときたから、いい機会よね
テツトくんを懲らしめてやるんだから…!
だから、何がなんでも離れるもんですか…!!!
55「ももちゃん?」
1 「もも〜、ムネ困ってるやろ?」
ほら、と無理やり私を抱き上げようとするテツトくん
やだやだ…!
ムネくんのお膝にいるの…!
" ニャー! ニャー! "
55 「哲さん、大丈夫っすよ?」
1 「いや、さすがにムネに悪いわ…」
ほら!ムネくんも大丈夫って言ってるんだからいいじゃん!
もう…しょうがないな
" ニャーン "
上目遣いで可愛くおねだりのポーズをして甘えてみる
こうすれば、大体テツトくんは「しゃあないなぁ〜」ってにこにこ笑って許してくれるもん
1 「もも…」
にこにこ笑うどころか
テツトくんは怒ったような、そしてひどく悲しんだ顔をして私を見下ろしていた
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momo *(プロフ) - 赫蒼茈さん» あたたかいお言葉をありがとうございます。更新は不定期になりますが、気長に待っていただけると嬉しいです(*´˘`*) (2023年4月16日 13時) (レス) id: cd701a866e (このIDを非表示/違反報告)
赫蒼茈(プロフ) - 更新待ってました!!!大好きなお話です!これからも応援しています!!! (2023年4月13日 20時) (レス) id: 87dc28b3ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:momo | 作成日時:2022年11月20日 9時