ねこのきもち

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−−−ピンポーン




｢ムネ、上がってええよ〜｣




ムネくんだ…！！！

ﾀﾀﾀｯ…！

｢あ！また！｣

またしてもテツトくんよりも先に玄関へ向かう


−−−ガチャ

55 ｢お邪魔します！おー！ももちゃん！｣

また会えたね、と頭をやさしく撫でてくれる
もぅ、、ムネくんだいすき…！

1 ｢ムネ、いらっしゃい｣

55 ｢あ、哲さん！これももちゃんのおもちゃです｣

1 ｢こんなにたくさん！？ええの！？｣

55 ｢はい、あとこれは差し入れっていうか…ただの迷惑と言うか…｣

ムネくんはちらっと後ろを見る

あれ？誰かいる…？



｢おい！ムネ！人のことを迷惑って言うな！｣

なんだ…？なんだ…？
やけに元気な人だなぁ…


1 ｢なんや…塩見か…全然差し入れとちゃうやん｣

9 ｢ちょ…！哲さん！俺、サプライズだから！｣

55 ｢やっぱりただの迷惑っすよね？｣

9 ｢おい！ムネ！俺、先輩！！！｣


シオミと呼ばれた彼が私を見て｢あ！！！｣と大きい声を出す


9 ｢噂のももちゃんだ！！！｣

いや〜可愛いな〜！美人さん！などと、賑やかしくしたかと思いきや、いきなり抱っこされ顔を近づけられる


9 ｢哲さん、猫吸いしてもいいっすか？｣

1 ｢絶対アカン！！！｣

55 ｢塩見さんやめたほうがいいっすよ、哲さん嫉妬しますから｣


9 ｢え！！！哲さん、ももちゃんのことで嫉妬するんすか！？…ぷっ…｣


1 ｢おい！塩見！！お前やめろや！！｣


9 ｢ももちゃ〜ん、これからよろしくね｣

飼い主と違っていい子だね〜なんていいながら頭を触ろうとするシオミ…



" シャー！！！ "

こら！シオミ！テツトくんをいじめるな！！！


9 ｢…え？｣

55 ｢あーあ、嫌われちゃいましたね｣

1 ｢もも、グッジョブやで｣

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