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◆53 ページ3

「...何してんだテヒョン。」


「ユンギヒョン!こいつほんとこわいんですよ、なんとかして?
このままじゃタイムリープしちゃう!!」


「全体的に意味わかんねぇ。」


やめろばか、と俺のタイムリープを止めさせて、
眠さからなのかいつもよりさらに目つきの悪いユンギヒョンがどかりとソファに座った。


「で?お前はなんでタイムリープしようとしてんだよ?
ちなみにな、くるみ型タイムリープ装置がないとタイムリープ出来ねぇんだよ。
お前ちゃんと時かけ観ろアホ。」


ユンギヒョンに何故か具体的なタイムリープのアドバイスを受けて、ダメ出しも食らった。
(ユンギヒョン時かけファンなの?)


「そうだよテヒョン。
なんでタイムリープなんてしようとしたんだよ?
俺達今のままで十分すぎるほど幸せじゃん。」


「うーん、それは...」


タイムリープして過去にやり直したいことなんて別にないんだよ。
ただ、なんていうか、
もしもグクがAさんの事を、その、
俺と同じように好きなんだとしたらって考えたら、
頭がぐちゃぐちゃになって訳分からなくなって
現実逃避したくなっちゃってさ。


俺の可愛い弟。
何をやらせたって上出来で、かっこよくて、優しくて、誠実で。
俺なんかより100倍いい男だ。
素敵なAさんと釣り合っているのがどちらかなんて事、考えなくても分かってる。


「お前、レオンって人に嫉妬してんのか?」


「え?いや...」


「それかあれか?膝枕のこと気にしてんのか?
だから過去に戻ってやり直したいとか考えてんだろ?」


「いや、まぁ、うーん?」


ユンギヒョンとジミナに、グクの事を話す気にはなれなくて、適当に頷く。
(実際膝枕の件は消し去りたい過去だし)


「お前なぁ、膝枕がなんだよ、あっ??
俺なんてな...昔...。
いや、いい。これはいい。
これを話すのはやめとく。」


頭をふるふると振って項垂れているユンギヒョン。
なんかあったんだな、うん。
昔に、うん。
聞かないでおこう、うん。


「テヒョンは可愛いキャラだし?大丈夫だよ!
膝枕なんてそんな気にするような事じゃないし、ね?
レオンて人だって...
ほら、お前の方が格好良いし!な??」


「ジミナ。
お前はよ、じゃあ実際に まこと を、幸せに出来んのは ちあき と こうすけ どっちだと思うんだよ?」


え...まだ時かけの話?


「うーん、でも最終的に まこと は ちあき を好きになるじゃん。」


「...甘ぇ、まじでゲロ甘だよお前は。」

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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MEI(プロフ) - Yukiさん» Yukiさんありがとうございます!亀更新ですみません!更新頑張ります! (2018年11月11日 20時) (レス) id: 031ce94bbf (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - とっても面白いです!更新ファイティン!! (2018年11月11日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
MEI(プロフ) - まるさん» まるさん、ご注意頂き有難いです。ありがとうございました!! (2018年9月22日 22時) (レス) id: 031ce94bbf (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月22日 21時) (レス) id: d16aa4e904 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MEI | 作成日時:2018年9月22日 21時

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